【ONEPIECE】いつだってそうだった。

16話 ページ16

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『...別に、』





＿＿＿＿＿＿...なんて言えばいいんだろうか


次々と浮かんでくる言葉を言おうとしてはどうせ言い返されると頭の中で論議して、口噤む。

自分に突き刺さる視線が居心地悪くて俯けば溜息が聞こえてきて怖くなった。





どうしよう、



どうすればいい、？



どうするのが正解？



自分の監督不行届でトラブル起こしたって素直に言えばいい？



それとも、男達には何もされてないって？その後階段から誤って落ちたってさっきの嘘を貫き通せばいい？



ダメだそんなの。そんなの、すぐバレるし、さっきだって疑ってたのにウタの言葉であれは嘘だってシャンク達は確信を得てる。



だから、...だからｯ









＿＿＿＿＿あぁ、ダメだ。



街でトラブったことはもうバレてる。言い逃れなんてできない。現実を受けいれた瞬間ジワッと目に膜が張るのが自分でもわかった。




泣くな、俺が悪い、


泣いたら困らせるだけ


だから泣くな。


自分が悪いんだから。被害者ぶるなよ。











ｼｬﾝｸｽ「...もういい。


今度からはウタの買い物は俺たちがついていく。手当してもらったらお前ももう寝ろ」






鈍器で頭を殴られたような感覚だった。




あぁ、呆れられたんだと思うほかなかった。



そりゃそうだ。


シャンクス達の、一番大事なウタを危険に晒したんだから。呆れられて当然だ。






でもさ、それでもさ、





俺、頑張ったんだよ。



トラブルを大きくしたくなくて頑張ったんだ


ウタを怪我させないようにするにはどうすればいいのかって考えて


街の人達に危害が及ばないようにしないとって


シャンクス達に迷惑がかからないようにって




頑張ったんだよ...






『...ごめん』







呆れられるのは怒られる事より苦しかった。




_._._._._._.


いつかこの作品のシャンクスsideのお話を書きたいなぁと思ってしまっている。シャンクスの言動一つ一つの心理を紐解きたい。(ただの願望。だからやるとは断言しない。( ꒪∀꒪)

コメント沢山貰えてうれぴい。そろりそろりとコメントの容量オーバーなのか最初の方にしてくださった方の見えなくなってるけどもスクショして取っといてるぐらい愛おしみ。宝物にしておる。

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