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『うわぁ……』
「な、言ったろ？俺に任せろって」
長身の男は、また自慢げに笑って見せた。
バックから大きめのポーチを出したと思えば、そこから出したハサミで思い切りレザージャケットを切り始めたのだ。
初めは焦って止めたものの、宥められるから大人しく見ていた。
「ボロボロのとこに、わざとパッチワークみたいに布を当てんの。他の男7人に合わせるより、1人だけ女が目立った方がカッコよくね？」
さっきまでボロボロだったジャケットはもうなくて。赤をメインとした柄の布が違和感なく縫い付けられていた。
本物よりも、ずっと魅力的だった。
素直に凄いと思ったし、ありがたいとも思った。けれど、この人がどうしてここまでしてくれるかが分からない。
『……ありがとうございます』
「俺が勝手にしただけだし、礼なんていらない。
その代わりさ、おまえの連絡先ちょうだい？」
『……………………え』
本当に、なんなのこの人。初対面なのに……
恩人ではあるが、流石に連絡先をお断りしなきゃ、
真剣な趣で首を横に振る。
「……BTSの裏の顔。 表は仲良さげに振舞っているが、本当は男と女で対立しているまさかの展開。唯一話せるキム・ソクジンにもスタッフからの嫌がらせは相談できない……か？」
『……っ、なんでそのことを貴方がっ！』
「俺はパク・ヨウ。デザイナーをしてる。ここの事務所の社長さんとは縁があってね。BTSの衣装のデザインを考えて欲しいって言われてる。
撮影にも何度も足を運んでるから、なんとなく分かったよ、君らの距離感」
そのおかげで裏を知ったってことか…。
この人がいい人かも私は分からない。もしこのことをメディアや記者に暴露されたら？
BTSは終わってしまう……
みんなの夢を台無しにしてしまう……！！
『……その、誰にも言わないでもらえますか？』
「それ、俺にとってメリットある？」
『……』
「だから等価交換。連絡先、おしえて？」
この時は暴露されないために必死で、仕方なく連絡先を教えた。
ヨウさんが本当に優しくて、一人ぼっちの私を助けてくれると知ったのはもう少し先の話。
今ではかけがえのない、大切な恩人だ。
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蓮城(プロフ) - もう更新されないんですか、、、！！楽しみにいつまでも待ってます！ (2023年1月13日 19時) (
レス) id: 22977270c5 (このIDを非表示/違反報告)
なち(プロフ) - うわぁぁ、ジョングク?!続きすごく気になります！！ (2021年11月23日 23時) (レス) @page32 id: fefd4d5bf9 (このIDを非表示/違反報告)
あおい(プロフ) - 続きが見たいです (2021年9月24日 19時) (レス) id: c9d4ae5e45 (このIDを非表示/違反報告)
美羽(プロフ) - 読み始めたばっかですけどあっという間に引き込まれました！！続き楽しみです！！ (2021年7月29日 14時) (レス) id: 93c5d10917 (このIDを非表示/違反報告)
うぇーい←おい - ジョングクうううううう！？あんた、私のいとしのゆんちゃんになにを！？()続き楽しみにしてます！ (2021年5月23日 13時) (レス) id: 9a18975db5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ちっち | 作成日時：2020年9月29日 21時
