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「…ごめんなさい。言わないと約束したのに」
昨日と同じように嫌がらせを受けた私の手伝いをしながら、マミさんは思い詰めたようにそう言った。
濡らさせたバッグを拭く小さな手は、いつの間にかタオルを強く握りしめていて。
そんな姿を見て責めることなんて出来なかった。
『……大丈夫です。マミさんが、私を心配してくれているからって、分かってます』
「Aさん…」
安心させるために軽く微笑めば、マミさんは一気に目に涙を溜めて、またごめんねと呟いた。
『もう謝らないでください…！確かに嫌がらせは疲れますけど…それでも、私が変わらなきゃ意味がないから…』
「…前もそれを言ってましたけど、Aさんは、もう十分すぎるほど変われてますよ」
『…そんなこと…』
「周りと向き合おうとする姿に、みんな話しかけやすくなったって…雰囲気が柔らかくなったって言ってます。お仕事が増えたのも、Aさんが変わった証拠じゃないですか？」
___だから、自分ばかり責めるのをやめてください。
包まれたマミさんの体温が伝わって
張り詰めていた心が落ち着いていくように
力が抜けていく。
まるで知らない母親の温もりのような
女の人に頼る初めての温もりを
強く実感した。
「…詮索はしないでいいって言ったけれど、ここまできたのなら私は最後までやります。」
『……』
「必ず、リコさんがやったと証明してみせます」
頑なにリコさんを疑うマミさんに、私はまた何も言えなかった。
片方の意見だけを聞いたところで状況は変わらないし、どちらも疑いたくはない。
水気をなんとか取り除いたバッグを楽屋に干して、収録スタジオへ向かったのだった。
「＿＿＿＿A！ご飯食べいこ！」
収録を終えたホソクオッパが、ニコニコしながら抱きついてきた。
『ちょっ、オッパ…！みんなの前でやめてください！』
「いいじゃん！みんなの前じゃなかったらいいの？」
『そ、そう言うわけじゃ…！』
きっと顔を真っ赤にしている私を見て大声で笑いながら、冗談だと頭を撫でた。
ホソクオッパは優しいけれど、たまに私を困らせるのが好きみたいで。私の今の逃げ場はナムジュンオッパとユンギオッパだけなのだ。
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蓮城(プロフ) - もう更新されないんですか、、、！！楽しみにいつまでも待ってます！ (2023年1月13日 19時) (
レス) id: 22977270c5 (このIDを非表示/違反報告)
なち(プロフ) - うわぁぁ、ジョングク?!続きすごく気になります！！ (2021年11月23日 23時) (レス) @page32 id: fefd4d5bf9 (このIDを非表示/違反報告)
あおい(プロフ) - 続きが見たいです (2021年9月24日 19時) (レス) id: c9d4ae5e45 (このIDを非表示/違反報告)
美羽(プロフ) - 読み始めたばっかですけどあっという間に引き込まれました！！続き楽しみです！！ (2021年7月29日 14時) (レス) id: 93c5d10917 (このIDを非表示/違反報告)
うぇーい←おい - ジョングクうううううう！？あんた、私のいとしのゆんちゃんになにを！？()続き楽しみにしてます！ (2021年5月23日 13時) (レス) id: 9a18975db5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ちっち | 作成日時：2020年9月29日 21時
