20 ユンギside ページ20
______
.
あの自分が、ここまで走るとは思いもよらなかった。
すれ違うメンバーと探した場所を言い合いながら、流れる汗も気にせず駆け回る。
追加してない連絡先だって入れたんだ。
一度くらい、出てくれたっていいだろ…、
慣れないことをしてしまい、恥ずかしくなる。
.
.
「_____あれ、ユンギオッパ?」
「…!丁度いいところに。
おまえ、Aのこと見てないか?」
「見てないですよ??
ダンス練習ですよね。 珍しいですね、Aオンニがダンスに出ないなんて。
見かけたら言いますね!それでは」
.
.
______出ない、
なんて、俺は一言も言っていない。
"見ていないか"と聞いただけだ。
「あいつ……」
いくらメンバーがスタッフと仲良くなろうが、俺にとったら仕事の関係でしかない。それ以上も、以下もない。
客観的に見れるのが、俺で良かったと思う。
リリーは1番長くメイクスタッフをやっている。
もしAと何かがあったとして、それは一体なんなんだ……。
「……考えても分かんねぇよな、」
とりあえず見つけないことには何も始まらない。
リリーが来た道を辿るのが先決だな。
……ていうか、この先ってスタジオすら無かったような……。こんな所で一体……
扉を開けると、そこにはまた一つだけ扉があった。
確信がある訳ではないのに、一気に緊張感が漂う。この扉の先を勝手に想像してしまっている。
……
……
「……なんだ、倉庫か……
__....え?」
薄暗い倉庫の中。
立ち去ろうとした瞬間
視界に映るもの。
.
「…………………………………………
______A……?」
黒髪を垂らして、横たわるAの姿があった。
1287人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「BTS」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ちっち(プロフ) - きさはさん» コメントありがとうございます! 待っていてください! これからもそう言っていただけるよう頑張ります。よろしくお願いします! (2020年9月19日 23時) (レス) id: e6dc367ca2 (このIDを非表示/違反報告)
きさは - とっても面白いです!! 更新、楽しみに待っていますね♪("⌒∇⌒") (2020年9月19日 22時) (レス) id: f44f572c68 (このIDを非表示/違反報告)
ちっち(プロフ) - カナタさん» コメントありがとうございます! その言葉で更新頑張ることができます、感謝です…! これからもどうぞよろしくお願い致します!! (2020年9月18日 10時) (レス) id: e6dc367ca2 (このIDを非表示/違反報告)
カナタ(プロフ) - はじめまして^^ とても面白いです!一気読みさせていただきました!ヒロインちゃんの過去も気になります!!はやくメンバーと打ち解けて仲良くなるといいですね^^ 更新楽しみにお待ちしてます! (2020年9月18日 1時) (レス) id: 0e85e13603 (このIDを非表示/違反報告)
ちっち(プロフ) - RUKINAさん» コメントありがとうございます! 完結はまだしないのですが、第1弾をしっかり終わらせますので、よろしければこれからもよろしくお願い致します! (2020年9月17日 20時) (レス) id: e6dc367ca2 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:ちっち | 作成日時:2020年9月13日 19時