LIAR325 ページ10
そらる「で、要件は何？」
そらるさんが私と莉犬くんの間に割って入る
やだ、イケメン。
莉犬「怖いなぁ、先輩は。」
まふ「ほら、もう三十路だから…」
『やっぱりイライラすんのかねぇ…』
そらる「お前らどっちの味方だよ」
私はいつだって面白い方の味方さ！！
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莉犬「今日来た要件は2つ、1つは事務所から、2つは僕個人の要件だよ」
莉犬くんはにっこり笑って話し始める
莉犬「先輩方は気づいてるだろうけど、昔と比べて歌い手が増えてきてると思わない？」
まふ「…確かに、数年前と比べればかなり増えてるね」
『ふんふん、』
今はYouTuber兼歌い手とかよく見るよなぁ
私はそんな構え方をしているけど、長年歌い手1本の2人からすれば重いことかもしれない
莉犬「この数年の中で歌い手のトップに立って、ニコニコを支え続けてきてくれたのはあなた達だ。
でも、いつまでも"仲良しこよし"じゃいられないことくらい分かってるんでしょ？」
そらる「それは…」
2人の顔が強ばった。
ちょっと話の内容が重くて頭痛くなってきたなぁ。
莉犬「そらるさん達みたいになりたくて歌い手を始めた人達を僕らはたくさん見てきた。
だけど、それと同時に挫折した人達もたくさん見てきた。」
まふ「…」
確かに、歌い手界は華やかだがシビアでもある。
そらるさん達みたいになれるのは才能があるほんのひと握りの人達。
特に女の人は、男の人よりも有名になるには極めて困難だ。
でも、そんなの2人が1番よく知っている
莉犬「でも、それでも僕は、ストプリはここまでのし上がってきた。
それなりの実力も、知識も身につけたつもりだよ。」
莉犬くんがまっすぐこちらを見つめる。
私には、莉犬くんの言いたいことが分かったかもしれない。
.
.
莉犬「単刀直入に言います。
歌い手を、引退してくれませんか？」
2人の目が見開かれた
まふ「それ、本気で言ってんの？」
そらる「冗談でもそれは許さない」
あーあ、怒っちゃった。
これはめんどくさくなるな、と私は目を伏せた
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ちょこ - 終わってます！戻ってきてください！続き楽しみに待ってます！ (2023年4月7日 9時) (
レス) @page16 id: 5ad0b4ef6a (このIDを非表示/違反報告)
ミレア - めっちゃ続き読みたいー！ (2022年9月9日 21時) (レス) @page16 id: beb9593a66 (このIDを非表示/違反報告)
我々は宇宙人だ - メッサいいところで終わるやん。メッサ悲しいやん。 (2021年8月31日 21時) (レス) id: f3abde99e7 (このIDを非表示/違反報告)
缶ジュース - 終わり方が変な気が… (2020年6月4日 15時) (レス) id: aa731841f4 (このIDを非表示/違反報告)
ゆず - いいところで終わってしまった……(´TωT｀) (2020年1月13日 1時) (レス) id: a878ceddaf (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：PAIN
x他1人 | 作成日時：2017年10月29日 8時
