『ぼっちじゃねえし』

LIAR328 ページ13

『･･･ボカロPまで活動停止となると、Eve兄さん達の活動も全て絶たれる。
気持ち悪いくらい徹底してるね』



メソメソ泣く社長さんを慰めるそらるさんと、
慰めるふりをして社長さんの足を踏むまふくんを横目で見る



莉犬「でもいくつか想定外な事もあった。


1つ目は、君がこの事務所に入っていなかったこと。


2つ目は契約金が足りなくて踊り手さんと実況者さんの活動停止まで手が回らなかったこと。


少しでも邪魔になる人を減らしたかったのになぁ、」



あざとく頬を膨らませる莉犬くんは怖いくらい楽しそうで、



どこか昔の私に似ていた。




莉犬「君可愛いからすとぷりに入れてあげても良かったけど、、その様子だと入らなそうだね？」




私は莉犬君を嘲笑うように手をパンパン叩く



『あはっ！！残念！！こっちはそらるさん達に10億より重い借りがあるんでね！！』




莉犬「ふふ、威勢がいいのは今のうちだよ？
完全な契約完了は2018年の4月！！
そらるさん達がいなくなった今、時代が変わる所をコタツ入りながら見てなって。」




にい、と笑ってから莉犬君はドアノブに手をかける




莉犬「じゃ、近いうちにまた来るよ？
今度はすとぷり全員で遊びに来るからね！ばいばい！」




手をひらひら振って部屋を出た




そらるさんは、莉犬君が出ていった扉をじっと睨んでいた

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