「「結局顔見せてくれてない！」」『さーて、part5はじまるよー』【歌い手】

LIAR140 ページ11

「……」



美「あの……可哀想なので店内に入れてあげませんか？」



「……そうですね」



流石に30分も手振られたら無視もできんわ




.




.



.




坂田「もー暑かったよー」



「……なんでいるの？」





理由によっちゃうらさん呼ぶからな





坂田「今日はラジオもお休みだし！買い物しようと思ったらA見つけたからね！」



「へー」



坂田「興味なしかっ」



ないねー




坂田「でも、こんな可愛いA見れたからラッキー！！」



彩人は私の髪を撫でて笑った



ふわふわのショートボブにしてもらった


ワックスの匂いなのか、ほんのりレモンの香りがする




美「美男美女カップルですねー！仲良しさん！」




「いやだから彼氏じゃないっ」




さっきも言ったよね！？


どしたの美容師さん！







坂田「Aっ！こっちむいて！」



「ん？…んごっ！？」




私が振り向くといきなりの手で口を覆われた




ぱしゃり



シャッター音が鳴る



これはまさか…




坂田「友達と遊んでくる！っと。」



「てめぇなにTwitterに上げてんだよ」




Aさん許さんぞ



おこだよ！！




坂田「すごい！めっちゃいいねくる！」



「聞いてんの！？」




坂田「あわわ……うらさんとそらるさんからめっちゃDMくる…こわい……」





なんて言いながらも彩人は笑顔だった



「……行くよ」



坂田「え！？」



なんで驚いてるのさ


私は彩人の手を握って笑った




「遊んでくれるんでしょ？後でラーメン奢れ。」



坂田「……ほんとに女子？」



「その髪引きちぎるぞ」

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