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You side
あれからという事、携帯はなかなか開く気にならないし、誰とも連絡をしていない。
「あっちぃ……。」
実は、ずっと帰宅部だった私が水泳部に入部する事になった。
次、測る時にタイムが良かったら大会に出れるというナイスタイミングでもある。
今日は珍しく部活がオフで暇だ。
「勉強でもするか……。」
夏休みに入ったこともあり、課題が山の様にある。
その山に手を付けていない私は、静かに1人で課題に取り組むことにした。
クーラーが効いていて、自由な部屋ではサボり放題なんだけど、サボる事もしたくない。
かなりの間、放置していた携帯が目の片隅に。
見なかったことにして勉強を続ける。
１教科のワークとプリントが終わった所で、とうとう集中力が切れて、やる気がなくなった。
それと同時に、携帯の通知が何度も鳴る。
「うるさいなぁ……。」
久しぶりに開く携帯。
「げっ！！」
通知がたくさん来ている。お兄ちゃんから公式アカウントまで。
公式アカウントは後回しにして、下から順に開けていく。
瑞『タイム、失敗すんなよ？』
というメッセージや
優『最近元気ないねー！相談なら乗るよ！』
と優斗先輩らしいメッセージが。
1番上まで、やっとたどり着いたと思ったら、なかなか連絡が来ない人からで。
「那須君……？」
開けると
那『Aちゃん！大変！！』
というメッセージと共に何件かの着信。
何がだよとか思いながら、既読スルーしとく。
すると、また着信。
まぁ、いいわ。と感じながら出ない事にした。
……。
…………。
「うるさいなぁっ！！もうっ！！」
覚悟を決めて電話に出る。
「何？」
那『何じゃないよ！大変なの！』
今までに聞いた事位、焦った声の那須君から告げられた言葉は、とても衝撃で。
私はすぐに走り出した。
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はつね(プロフ) - すてきな作品です！涙止まらないです！ (2020年5月5日 6時) (
レス) id: ee2a92e956 (このIDを非表示/違反報告)
雨ノ宮心音(プロフ) - 実在する人物なので、オリジナルフラグを外した方がいいですよ！違反報告されます。 (2017年7月2日 10時) (携帯から) (レス) id: 665a044116 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：みさの | 作成日時：2017年6月2日 20時
