姉だとバレたら羞恥心 ページ27
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一通り喋り終わったキルに、私は無言になる。
まさか、キルが私に対してそんなことを思ってたなんて…。
今まで明かされなかったキルの心情に、ぽろぽろと涙が溢れてくる。
そんな私を見て、二人がぎょっとする。
「おまっ…大丈夫かよ！？どーした！？」
「A！？あ、えっと、はい、ハンカチ！」
『いや、その、感動しちゃって…ぐずっ…ハンカチありがと……』
目頭にハンカチを当てながら、目の前のキルを見る。
立派になった弟に、ホントのことを言うべきか、否か…。
今更言ってどうなるというのだ。しかもこんな話をした後、私が姉だと知ったらショックだろう。
やっぱり姉だと明かすのはまだ少し後にする。
………いやてかそんなことよりさ！？！？キル私の日記みたの！？！？
え、うそでしょはっず無理。ミルキとかキルとかカルトとかアルカのいいとこを書き連ねるだけのノートだよあれ！？！？無理無理無理！！！
さっきの感動より恥ずかしさが上回ってきたところで、とキルが私に尋ねる。
「Aはなんでハンター試験に参加したんだよ」
『えっ、私？』
「俺も聞きたい！」
キラキラとした瞳でこちらを見つめるゴン。そしてジト目のキルア。
さて、どうしたものか。
確かに私は家族に会いたいと思い日本からこちらの大陸まで渡り、金銭面からハンター試験を受けた。つまり元を辿ればゾルティック家、家族に会いに来たも同然。
お金のためとか言ってお金にがめつい奴だと思われるのも嫌だしなぁ…。
適当な理由をつけようとしたAの背後からふいに、人気を感じた。やってきたのは…ネテロである。
(99番キルア、405番ゴン、そして123番A…には、もうすでにバレてるか)
並んで会話している彼らに向けて、自身の「気」を遠慮なしにぶつけようとしている。
これで彼らの力量をはかる気である。
(さて、どんな反応を見せてくれるかの)
カッ
「「！？」」
飛ばされた「気」を感じると同時、Aを除いた2人はパッと背後に身体ごと向き直った。
だが、向き直った方向に人影は見当たらない。
かわりに、まったくの逆方向から、なに食わぬ顔でネテロが現れる。
「どうかしたかの？」
「あれ？ネテロさん、こっちの方から誰か近付いてこなかった？」
「いーや」
「…素早いね、年の割に」
疑うことを知らないのか、疑うまでもないというのか、ゴンは温厚そのもの。
キルアはネテロに翻弄されたこと自体、腹立たしいのだろう、青筋を額に浮かせて機嫌急降下である。
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メロンパン18号 - 好感度系の作品をH×Hでやってくれるなんて…主様ありがとうございます！読ませていただきます！ (2023年4月3日 14時) (
レス) @page39 id: fd8275b1aa (このIDを非表示/違反報告)
ふぃあろ(プロフ) - もさん» まじですかありがとうございます！！！！ (2023年3月22日 15時) (レス) id: 57f453a332 (このIDを非表示/違反報告)
も(プロフ) - 最高…！ (2023年3月22日 10時) (レス) @page40 id: f3ac1f4c1b (このIDを非表示/違反報告)
ふぃあろ(プロフ) - ぽちゃ子さん» うわぁ！嬉しいです！！！ありがとうございます！！！頑張りますね！！！ (2023年3月22日 8時) (レス) id: 57f453a332 (このIDを非表示/違反報告)
ぽちゃ子(プロフ) - 文章が読みやすくて内容がスルスルと頭に入ってきました！！頑張ってください！！ (2023年3月21日 22時) (レス) @page33 id: a18afddbb5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ふぃあろ | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/uekukz/
作成日時：2023年3月18日 20時
