好感度が見える念能力とかいらねぇんだが！？【H×H】

昔の感覚が戻ってきている ページ12

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一向に試験が始まらず、うとうとし始めた頃…。


ジリリリリリリリリ


と、爆音で何かがなり響いた。

時計のようなものを止めた立派な髭をはやした人が音を止め、喋り出す。

内容は、ハンター試験の説明と、ハンター試験を受けるかどうかの確認だった。

すごいビビらせてくるね、この人。

試験官のサトツさんが言うには、第一試験はただサトツさんに着いていけばいいとの事。

少し歩くと、どんどんサトツさんの歩くスピードが速くなっていく。

途中からは階段もあり、一般人のみなさまはキツそうだ。


まぁ私は念の修行をこの体で約三年やってきたのだ。

勿論基礎体力や体術なんかも人生一周目の幼児時代のトレーニングを行っていたので、こんなもの楽勝なのである。

元々陸上競技系では全国大会出てたから運動神経はこの体でもよかったんだよね。




「カタカタカタ…」




え、隣きしょ。はよ前行こう。




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今目の前には湿原が広がっている。

あの地獄の階段を抜けた先にはなんと自然豊かな光景が。

サトツさんが言うには、ここは“詐欺師の塒”と言うそうだ。

サトツさんは騙されないようにって言ってたけど…。




「ウソだ！そいつはウソをついている！」




そう言いながら、1人の男性が猿を持って角から出てきた。

なんでも、試験官が猿に殺やれて試験官のふりをしてるんだと。

絶対に違うでしょ。普通ハンターが猿ごときにやられないって。

いやー、私も成長したな。昔の私だったらここで…




『殺してたのに』

「ぐぁっ…」




あら、昔の私と同じ狂気を持った人がいるんだ……って、あぁ、ヒソカか。

なーんだ、つまんないの。


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逃げられない運命→←オーラ量は多いはずなのに…

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