MIU404 紅一点6

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志摩『A。居るんだろ？
話聞いて欲しい』

A「話す事ないってば。
早く帰らないと桔梗隊長心配するよ？」

志摩『桔梗隊長とは何もない。ただの隊長ってだけ。
俺はまだ…』

A「聞きたくない。もぅ何も聞きたくないの。
お願い…帰ってよ(涙流し)」

志摩『！？…わかった。ごめん。
陣馬さんには俺から謝るよ』

A「何を謝るの？」

志摩『…娘さんを幸せに出来なくてすみませんって。
なぁA』

A「なに…」

志摩『好きだよ』

A「…桔梗さんがでしょ？」

志摩『違う。Aが好きなんだよ』

A「…嘘ばっかり(涙流し)」

志摩『俺が嘘つくの苦手な事知ってるだろ』

A「じゃあなんで？あの日だってご飯作って
待ってたのに」

志摩『それはごめん。桔梗隊長の家に居たのも事実
でもそれは…桔梗隊長が好きだからとかじゃない。
言い訳に聞こえるかもしれないけど…ってAから
したら言い訳にしかならないよな。ごめん』

A「志摩さんは酷いよ。そんなに謝られたら…」

ｶﾞﾁｬｯ

A「許すしかないじゃん(涙流し)」

志摩「ごめん…ごめん。Aの気持ちもご飯も
全部無駄にしてごめん(ｷﾞｭｳ)」

A「ﾋｯｸ…一未のバカァ(涙流し)」

志摩「傷つけてごめん(Aみつめ)

A「離れていかないでぇ…ﾋｯｸ(涙流し)」

志摩「離れないよ。Aが好きで愛してるから
(頭撫で)改めてAの大切さがわかった(ｸｽｯ)」

A「うん…ﾋｯｸ。私も一未が好き(ｷﾞｭｳ)」

志摩「これからもずっとよろしくな(ﾆｺｯ)」

[完]

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