10話 ページ11
虎杖「ちょっと待てよ。
真面目にしようぜ。呪いって危ねぇんだよ」
野薔薇「…(睨み)
最近までパーピーだった奴に言われたくないわよ！
さっさといけぇ！」
虎杖「今日ずっとお前の情緒がわかんねぇんだけど。
こんなならAちゃんの方が良かった(ﾎﾞｿｯ)」
〜外〜
A「ん？(ｷｮﾛｷｮﾛ)」
五条「どうかした？」
伏黒「？？」
A「誰かに呼ばれた気がした…」
妖狐〈はぁっ？誰よ！私の大事なAの名前を
呼んだの！私がやっつけてやるー〉
A「妖狐言い過ぎだよ(苦笑い)」
五条「相変わらず妖狐はAが大好きだよね〜」
伏黒「過保護すぎでしょ」
A「アハハ(苦笑い)」
〜建物内〜
虎杖「出たな。呪い」
呪い「グゥアアア」
虎杖「よし。俺動けてる(ﾆﾔｯ)」
〜外〜
五条「悠仁はイカれてんだよね。
異形とはいえ生き物の形を自分を殺そうとしてくる物
を一切の躊躇なく取りに行く。
君たちみたいに、昔から呪いに触れてきた訳じゃない
"普通の高校生活を送ってきた男の子が"だ。
才能があっても、この嫌悪と恐怖に打ち勝てず
志半ばで挫折した呪術師を恵やAも
見たことあるでしょ？
今日は彼女のイカレっぷりを見てみたい」
A「イカレっぷりを見てみたいって五条先生…
何か危なそう」
五条「え"！？A酷い〜」
A「んぅ〜。おいひぃ(ﾓｸﾞﾓｸﾞ)
今度は棘と来よう(ﾆｺｯ)」
五条「Aまで無視し始めた(ｼｭﾝ)」
〜建物内〜
野薔薇「おいっ。そこの呪い！真ん中のマネキンだよ
それで隠れてるつもり？
来ないならこのまま祓うわよ！！」
〜外〜
恵「でも釘崎は経験者ですよね？
今更なんじゃないですか？」
A「確かに。恵の言う通りだよ！
悠仁は未経験だけど躊躇がないのに対して野薔薇は
経験者の分気持ちにも余裕があるし即効だよ(ﾆｺｯ)」
五条「確かに2人の言い分も分かるよ。
でも呪いは人の心から生まれる。
人口に比例して呪いも多く強くなるでしょ？」
妖狐〈経験者だからこその余裕は恐いわよ？〉
A「なら妖狐。
常に初心者の気持ちでいたらいいの？」
妖狐〈そういう意味じゃないわ。経験を積めば積む程
どうしても天狗になりがちになるのよ。それはいいの
でも気持ちの余裕の中にも時には立ち止まって
初心の気持ちを思い出す事も大事って話よ〉
A「そっか(ﾆｺｯ)」
妖狐〈そうそう〉
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作者名：優菜 | 作成日時：2020年12月27日 20時
