Chapter 13 ページ13
困ったな、なんて答えたらいいんだろう
下手な言い訳もたぶんこの子には通じないだろうし
『今日、結婚前夜祭のパーティだったみたいでしょ?だから幸せそうでいいな〜って見てたんだけど、あの主役の男の人、女の人達と楽しそうにしてたから奥さんかわいそうっておもってね、だから外を見たの』
これでいい?そう聞くと少年はそっかって言ってどこかへ行ってしまった
なんだったんだ、、それにしてもあの顔どこかで見た気がするんだけど、どこだったかな、あとで調べてみよう
それにしてもまだ終わらないんだろうか、ちょっと様子みてこよ
「伴場さんと被害者の爪についていた皮膚のDNAがほぼ一致したんです。ほぼ一致したということは、雨や泥で汚れてしまった。ということを考慮しても本人じゃないとあり得ないんですよ!」
今は降谷さんが推理してるのか、まぁたしかに一卵性の双子とかじゃない限りDNAが一致するなんてことないしね
ん、?待てよ、?
そう言えば新郎さんと新婦さん、誕生日も血液型も一緒で幼い頃に火事でご両親を亡くしてる
偶然にしてはできすぎてる
でも一卵性の双子で男女が生まれてくる、なんてことあったっけ、
その時チラッと降谷さんを見るとウィンクをされた
なるほど、もう分かっているとはさすがですね
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作者名:きなこ | 作成日時:2018年7月16日 22時