坂本家のまいにち。

うた。 ページ28

・





『なに聞いてるん？』

「んー？洋楽〜」

『あぁ、A洋楽好きやもんな』

「覚えてたんだね」

『当たり前やろ。
好きな人の好きなもんは覚えるの。』



きゅん、



恥ずかしげもなくすぐそういうこと言う勇人。


「勇人だって洋楽すきでしょ？」

『好きやで、あんまり意味分かってへんけどな』

「英語苦手だもんね？笑」

『そう言うAも苦手やん』

「へへ笑」




そうなんです。夫婦揃って英語が苦手なんです。


「でも、勇人には勝てる」

『よー言うわ笑 』



ここでも闘争心むき出し、



『俺にもイヤホン片方貸して』

「ん、」



『これなんか好きやなぁ』

「でしょ！！リズムとか声とかすごい良いの。」

『俺も思った笑』

________


結構好きな曲とか似てる俺ら。

洋楽も2人とも好きやし、


好きになるところが似てる。


英語の意味分からへんくせに洋楽好きやし、
好きになる理由がリズムとか声とかそんな感じ。




「べびちゃんも聞こえてるかなー？」

『そんなん聞こえてるに決まってるやろ。』

「歌は好きになって欲しいなぁ、
得意不得意は別として。」

『せやなぁ、』

「音痴にだけはならないでねぇ、べびちゃん。」

『ならへんやろー、俺ら音痴なわけではないし』

「そうだといいけど。。」

『心配せんでも、俺らの子やから完璧や』

「そうだねっ、笑」




"さっそく親バカ発言だね。"って言われた笑



『とにかく、元気に生まれてきてくれるのが1番や』

「そうだね。」

『パパの事大好きで生まれてくるんやでー？』

「なっ、ママの事も大好きで生まれてくるんだよ？」

『べびちゃんに会えるの楽しみやな』

「うん、私頑張るね」

『俺がおるから一緒に頑張ろな？』

「勇人が居れば安心だよ」


こんな言葉をくれる俺は幸せもんや。






(一緒にがんばろう。)

おれのゆめ。→←たいへん。

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す