坂本家のまいにち。

うつみさん。 ページ24

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「…うそっ、、」

『んー？』

「これ…」

『あぁ、。』


内海さんの事まだAには言えてなかった、

というより言えへんかった。
報道で気づくかなと思って、、

さすがに俺の口からは言えへんかった。


Aが初めて見たジャイアンツの試合の先発が
内海さんやった。 やから余計。
もちろん直接会ったことやってあるわけで。



本音を言うと俺かて寂しくなるなって思ってる、

けど、それがこの世界やからしゃーない。
くよくよしてる暇はない。


「(ポロポロポロ)」

予想通り泣いてる。
めっちゃ堪えてるけど堪えきれてへん、




『A、おいで？

寂しくなるなあ、』

「…んぐ、」

『また会いに行こなぁ？

内海さんが電話でAにも伝えといて言うてたで』

「…またっ、ご飯…行きま、、しょう って」

『ん？伝えとくわなあ。』


「もっと、ぎゅー してっ？」

『ん。』

「応援してます って」

『それも言うとくな、？』


何か言いたげな表情のA。


『んー？眠たい、？』

「(こくこく)」

『っしゃ、ねんねしよな？』

「だっこ…」

『おいで、』

「(ぎゅー)」


いつも通り、寝室行くまでの抱っこで寝たA。

泣いてたから俺のパジャマも濡れてる、
Aの涙やから、かまへんけど。



内海さん、またAとご飯行ったってください。






(内海さん、ほんまにありがとうございました。
いつかまた、戻ってきてください。)

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