34.約束 ページ18
そして、13時過ぎ。空港に到着する。
私はタクシーから降り、トランクから荷物を下ろすと中にいるルハンさんにお辞儀をした。
「ありがとうございました。ルハンさんのおかげで…本当に楽しかったです」
ルハンさんは柔らかく微笑む。
「こちらこそ。ーあ、」
何か思い出したような表情をして、私を手招きする。何だろう、と顔を寄せるとー
がしっ、と首に腕を回された。
?!
頭を抱かれてるような状態になる。
…ち、近い!顔っ!
すぐ近くにルハンさんの綺麗な顔がある。
さすがに恥ずかしいので、逃げようとするとさらに強く締められた。
そして、ルハンさんが耳元で口を開く。
「さっき、したよね?約束…もう忘れたの?
…A」
回された腕がほどかれ、私はゆっくりと顔を上げる。と、視線が合わさった。
「覚えて…るよ、…ルハン?」
私の言葉に満足そうに頷くと、よくできました、と言ってにっこりと笑った。
…
そして、長いようであっという間だった中国出張が終わった。
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作者名:haruka0229 | 作成日時:2013年12月27日 23時