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どうしよう…


伊野ちゃんと同部屋なんて、圭人が言ったこと、信じていいんだよね?


でも伊野ちゃんのことだから、もしかしたら部屋交換させられるかも…。


それに夜ずっと部屋に戻ってこないとかもありえるかもしれない。


さっきまで凄く嬉しかったけど、いざ本当だったらと考えるとちょっとずつネガティヴ思考になって来てしまった。


なんて悶々と考えながら俺はトイレに行った後、自動販売機へと行くと、大ちゃんの笑い声が聞こえてきた。


覗いてみるとそこにはずっと恋い焦がれている伊野ちゃんと、大ちゃんがいた。


中『伊野ちゃん、大ちゃん、何してるの?』


どんな顔して伊野ちゃんに会えばいいのか分からなかったが無視するのもおかしい気がして声を掛けた。


有「あっゆーと!」


伊「今ね、コーヒーとコーラを混ぜると美味しいって話になって誰が飲むか決めてんの。(笑)ゆーとも入る?」


中『…なんでそんな遊びしてるの?(笑)絶対不味いに決まってるじゃん。』


伊野ちゃんの手元を見ると、紙コップを2つ持っており、おそらくその中身はコーヒーとコーラなんだろう…。


有「ほらっ!絶対不味いって!伊野ちゃんが先に飲んでよ!」


伊「いや、俺先飲むの怖いもん。」


有「俺だってこえーよ!」


中『ジャンケンすれば?』


有「えーっ!?ゆーとも参加しろよ!」


中『俺、たまたま来ただけなのに!?』


伊「いーね、やろうやろう(笑)」


少しだけ、伊野ちゃんのテンションがいつもより高い気がした。


大ちゃんが部屋割り決めたと圭人は言っていたが、伊野ちゃんはまだ俺と同じ部屋になったことを知らないのだろうか?


伊「うわーっマジかよ!」


コーヒーとコーラを混ぜた飲み物はジャンケンに負けた伊野ちゃんが飲むことになった。


不味いと顔を歪ませる伊野ちゃん。
紙コップの中身は覗くと空っぽだった。


さすが伊野ちゃんだなって大ちゃんと笑っていると、スタッフさんに呼ばれて俺たち3人はしぶしぶ仕事に戻った。



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ゆっけ(プロフ) - ひよりさん» コメントありがとうございます。今回も最後まで読んでいただき本当にありがとうございます。ひよりさんのことはもちろん忘れてません。次回も頑張って作品をアップ出来るよう頑張ります! (2017年6月15日 23時) (レス) id: 1a8d39f2fe (このIDを非表示/違反報告)
ひより(プロフ) - 完結、おめでとうございます! (さぼてんの種です。覚えてらっしゃいますかね?) ゆといの、優しくてちょっとだけ切なくて、とても良い話だと思いました!! 新作も、ぜひ読ませていただきます!! (2017年6月15日 18時) (レス) id: d54ba546c9 (このIDを非表示/違反報告)
ゆっけ(プロフ) - れいらさん» 混乱しちゃいました。裕翔くんのセリフですね…。 (2017年5月24日 23時) (レス) id: 1a8d39f2fe (このIDを非表示/違反報告)
ゆっけ(プロフ) - れいらさん、コメントありがとうございます!伊野尾くんのセリフです。すぐ直します。教えてくださってありがとうございました! (2017年5月24日 21時) (レス) id: 1a8d39f2fe (このIDを非表示/違反報告)
れいら(プロフ) - えっと、最後の伊野尾君のセリフが、本当は裕翔君のセリフなんじゃないかと、、、違ってたらごめんなさい!! (2017年5月24日 21時) (レス) id: a0828b3426 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ゆっけ | 作成日時:2017年4月8日 1時

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