31.side keto ページ31
side keto
伊野ちゃん達の足音を聞きながら、今起こったことを必死に考えてみた。
それでも伊野ちゃんとゆーとの会話が不思議過ぎて理解が出来ない。
それでも確かなのは俺たちが聞いてはいけない話だった事、それだけは理解できた。
岡『…』
有「…」
2人の足音が聞こえなくなり、沈黙を最初に破ったのは大ちゃんだった。
有「…なぁ、何が起きたのか全然分かんないんだけど。」
岡『あ…うん…俺も分かんない。』
有「あの2人…キスしたってことだよね?」
岡『多分…』
有「付き合ってるのかな…?そんな感じはしなかったけど…」
放心状態の中、2人で今起きたことの答え合わせを始めた。
有「圭人、今聞いたこと、誰にも言うなよ…」
岡『えっ、なんで?』
有「本人が知らないところで俺たちだけの憶測で話が広まったらマズイだろ。山田とか知 念にも言っちゃダメだぞ。」
岡『う、うん、そうだね。絶対誰にも言わない。』
ゆーと本人にも聞いちゃダメなのかな?
あ、でも今の話聞いちゃったことがバレちゃうからダメかな。
有「んー、でも気になるなぁ…」
岡『本人に聞いてみる?』
有「でも俺たちがこの話聞いちゃったことは流石に2人に気まずい思いをさせるだけだよ。」
岡『うーん…』
イチャイチャしてたとかなら茶化しながら聞けるかもしれないけど、こういう場合は確かにちょっと躊躇してしまう。
有「あっ!いい事思い付いた!」
岡『なになに?教えて?』
大ちゃんの顔は凄く楽しそうだった。
それはもうイタズラを考えている子供のようにイキイキしていた。
有「ふっふっふっ。俺、天才だなぁ(笑)」
岡『え、分かんないよ。大ちゃん怖いんだけど。』
有「いいか?俺は伊野ちゃんに、圭人はゆーとにボロが出るよう仕掛けるんだ。」
岡『えっ、どうやって?自信ないんだけど。』
有「あ、えっ?ちょっと待って。そこはこれから考えるから。」
岡『なにそれ(笑)』
有「とっ…とりあえず、それは考えとくから圭人は今まで通りでいて!絶対本人にもバレるようなことするなよな!」
岡『分かった(笑)俺頑張る。』
さっきまで自信ありげな顔をしていたくせに、いきなりテンパり出す大ちゃんが面白くて笑ってしまった。
そして俺は大ちゃんと2人だけの秘密を抱えて、伊野ちゃんとゆーとがいるメイク室に足を運んだ。
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ゆっけ(プロフ) - ひよりさん» コメントありがとうございます。今回も最後まで読んでいただき本当にありがとうございます。ひよりさんのことはもちろん忘れてません。次回も頑張って作品をアップ出来るよう頑張ります! (2017年6月15日 23時) (レス) id: 1a8d39f2fe (このIDを非表示/違反報告)
ひより(プロフ) - 完結、おめでとうございます! (さぼてんの種です。覚えてらっしゃいますかね?) ゆといの、優しくてちょっとだけ切なくて、とても良い話だと思いました!! 新作も、ぜひ読ませていただきます!! (2017年6月15日 18時) (レス) id: d54ba546c9 (このIDを非表示/違反報告)
ゆっけ(プロフ) - れいらさん» 混乱しちゃいました。裕翔くんのセリフですね…。 (2017年5月24日 23時) (レス) id: 1a8d39f2fe (このIDを非表示/違反報告)
ゆっけ(プロフ) - れいらさん、コメントありがとうございます!伊野尾くんのセリフです。すぐ直します。教えてくださってありがとうございました! (2017年5月24日 21時) (レス) id: 1a8d39f2fe (このIDを非表示/違反報告)
れいら(プロフ) - えっと、最後の伊野尾君のセリフが、本当は裕翔君のセリフなんじゃないかと、、、違ってたらごめんなさい!! (2017年5月24日 21時) (レス) id: a0828b3426 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ゆっけ | 作成日時:2017年4月8日 1時