好きな人は完璧？【吉沢亮】 (ページ7)

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吉沢 side

菅田「じゃ、俺らあっち行くから。ごゆっくり〜」

「うん、ありがとう」

醍醐「ありがとうございます！」

将暉くんに背中を押されながら個室の席に座った

菅田「ほんにと分かりやすいな」

吉沢「うるさい」

菅田「まぁ、これだけ分かりやすくて気づかへんさやちゃんもさやちゃんやけど」

吉沢「綿毛はバカだから」

菅田「亮もな。てか結構前からだよね？」

吉沢「うん、、まぁ」

俺とさやが初めて会ったのは4年前

あいつがまだ16歳の時
雑誌の撮影で一緒になった

回想＿＿＿

『綿木さやと言います、今日はよろしくお願いします』

吉沢『っ吉沢亮です。こちらこそよろしくお願いします』

律儀に礼をした彼女に少し驚いて自己紹介をする

"はい"と言い微笑んだ彼女と初めて目が合った

＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿

一目惚れだった

自分でも馬鹿だと思う

そんなの一時(いっとき)の感情だと思ってた
こんなに本気になるなんて考えもしなかった

吉沢「＿＿＿でも、やっと20歳になったんだ」

もう、遠慮はしなくていいだろ？

菅田「4年もよく待ったな」

吉沢「変に手出して嫌われたくなかったし、、」

菅田「もう相当敵視しとるけどなぁ……」

吉沢「…分かってる」

菅田「あんな小学生みたいな絡まれ方したらそりゃキレるわな」

……それも分かってる

吉沢「目の前にすると…上手く話せない」

菅田「子供かっ！」

吉沢「うるさい！」

それにさやの反応が可愛いからなんて口が裂けても言えない

菅田「それは直さんとなぁ」

吉沢「ですよね～、、」

席から丁度見えるあいつに少しため息をついて運ばれてきた酒を飲んだ