影の中の光2【影山飛雄】 (ページ43)

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43.継ぐページ43

『あの...今更なんですけど、優子さんって同じ美大だったんですね』

優子「そうだよ！サークル何に入るか決めた？」

『え？特に決めてないですけど...』

優子「じゃあバレー入ってくれない？」

『バレーですか...私、未経験だし身長低いですよ』

(まあ、練習は手伝ってたけど)

優子「女子バレーだし、楽しくやるって感じだから全然大丈夫だよ！」

秋紀「女子関係あんのかよw」

優子「あぁ...ないかも、でも！考えてくれないかな？」

『分かりました！』

京治「A、本当に考えるだけでいいから」

優子「ちょっとー」

『んふふ』

優子「じゃあいつでも来てねー！」

『はい！ありがとうございました』

京治「だからここ俺の家」

『京治くんもありがとうございました』

京治「いいよ、俺からもまたいつでもおいで」

『はい！』

『...ただいまーって誰もいないけど』

はぁ...

私、バレー部に誘われちゃった

どうすればいいのかな...飛雄

あれ？なんだっけこの袋

...そうだ、見たことない袋だからそのままにしておいたんだった

ｶﾞｻｶﾞｻ

『え...何で、どうして』

袋の中には

見慣れた

いや

見飽きた

と言ってもいいと思う

3年間ずっと見てきた

3年前以上からずっと受け継いできた

この＿＿