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「うおっ、急にどうしたんだよ」
「んもう仕方ないわね!ほら〜あんたもそんな所で突っ立ってないで来なさいよ伏黒!」
「...おい!」
野薔薇に呼ばれ、しょうがなく3人の目の前に出てくる恵。
『...恵』
少し、嫌大分、罰が悪そうな表情だった。
『(もう、嘘はつかない.......!)』
『恵、今までありがとう...と、ごめんなさい。こんな事言う資格は無いって分かってるけど、これからは虎杖、野薔薇ちゃんと一緒に私の隣に居てください』
『(傍、じゃなくて、恵達には隣に居て欲しい)』
「............だから言っただろ。」
【隣を見ろよ】
「ずっと居るだろ、ずっと。」
『そう、だね。...それと、もう隠さない...から』
「.......頑張れよ。振られたら、どっか行くぞ.......4人で。」
「ちょっと!そこはお祝いにしなさいよ!」
「振られる前提とか、伏黒性格悪ぃー!」
「あ゛ぁ?」
「ひぃ...!!!」
「折角なんだし、今から4人で出掛けましょ!」
「ええ!?今から!!?」
「虎杖、あんたは荷物持ちよ」
「うそん...」
「俺は別に良い。.......Aは...どうする」
恵の問いかけで、3人の視線がAへと一点集中した。
『...私も、行きたい!』
「決定ね、それじゃあ私達は準備してくるから。行きましょ、A」
そう言って、エスコートするかのようにAの手を引っ張った。
『うん.......!』
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恵の聞き取れなかった言葉は、
「隣を見ろよ。」
だったんですね。
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作者名:ルナ | 作成日時:2023年8月22日 2時