本心は準備中 ページ7
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『仲間.........仲間と友達って一緒?』
『(恵のあんな怖い顔初めて見た。私に向けた怒りの顔。)』
話題が話題だけに、誰にも相談出来ずにいたA。
『どうしよ』
今、関わり合っている人は恵の言う仲間だらけなのだろう。
『仲間...仲間...........』
『(お姉ちゃん、お姉ちゃんの仲間ってどんな人だった?)』
『答えてよ』
「隣だよA。」
『っ!!』
隣から声が聞こえた気がした、だから振り向いたら、
「ん?如月今なんか言った?」
「別に何も聞こえなかったわよ」
『っ!?』
「えーじゃあ俺の勘違い?」
「それ以外ないわよ」
右と左、交互に顔を向ける。何度も何度も。
「あ、如月が故障した」
『なっな、な、なっなんでいる!?』
「なんでって、あんたがこんな所に座ってるからよ」
『(え、理由になってなくね?)』
「で。こんな所で何してんのよ」
『え、いや特には。恵はいないの?』
「ん。そー言えば伏黒いねーな」
「そうね、言われてみればいないわね」
『えええー...』
『五条先生ことが.........好きなの』
自分の膝に顔を埋めて、そう零した。
"え゛っ゛"
2人は声を揃えて、少しの間固まっていた。
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作者名:ルナ | 作成日時:2023年8月22日 2時