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『わっ冷た』
手首辺りまで、プールに入れて水を搔いた。
『(Aももう少し大きくなったら、プールでクロール泳ぐようになるんだろうな....)』
『ほら、五条も!』
「っあ、おいっ!」
『あ。』
勢いよく腕を引っ張ってしまい、綺麗にプールへと落ちてしまった。
『っごめんごめん。ほら、手貸して』
前屈みになり、悟に右手を差し出す。その顔はこの上ない程の笑顔だった。
「ったく.....にぃ〜」
『え、ちょっ!!』
バッシャーンPart2。
「あっははは!はははっ!傑作っ傑作っ!ははっ、最高」
『もう....まあいいか。あ、へ、へッ...ヘックション!!』
「....大丈夫か?」
急に顔を覗き込まれて、顔と顔の距離が数cmに。
『っ、早く行こ』
『(あーあ。下着まで濡れちゃった)』
「ピンク」
『んっ!??はあ?!なんで見えてんの!!?』
「さあ〜」
そう言って、さっさと1人プールから上がる。
『あ、待て!こら五条!!』
「待てって言われて待つ馬鹿がいるかよっ!」
結局びしょ濡れで、校内を見回ることに。
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作者名:ルナ | 作成日時:2023年8月22日 2時