検索窓
今日:4 hit、昨日:6 hit、合計:17,207 hit

瞼の裏は眩い ページ32

.






「おい.......起き.......」





「...いつ......な子......」







「ちげえよ!!!」



『.....あれ、いつの間に寝ちゃってたんだろ』



目を開ければ、同級生である3人に見下ろされていた。




「おはよう。随分と気持ちよさそうに眠っていたようだよ」



「お前の寝顔起きてる時の比になんねえくらいブサイクだな。しかもヨダレ垂らして」



『えっ、嘘』



上半身を勢い良く起こして、急いで口周りを拭う。




「それ嘘」



『えっ...!?もう五条(・・)!!』



「チッ」




「私はいつまでもこいつの嘘に引っかかる理由が聞きてえよ」



「硝子は余計なこと言わなくていいんだよ」



「余計なことを言っているのは悟の方だろう」



『そうそう!夏油の言う通りだよ!』



2人で喧嘩すれば、大抵悟に非があるので傑が味方になってくれる。




「そうやってすぐ傑に同調して...何?傑が居ないと生きてけないの?」



今回は悟の様子が、どこかおかしかった。




『...アンタが間違ってるから夏油に怒られてんでしょ?』




「俺のどこが間違ってるって言うんだよ」



肩で笑いながら、全てを見下げる。



「止めろ、見苦しいぞ悟」



「お前は黙ってろ。」




『...あっそ。そう思いたいならそう思えば?もう行こ、硝子』



諦めて、放っておく事にした。





「何なんだよあのアマが「悟!」」



珍しく、はっきりと叫ぶ親友の声に驚き、口を閉ざした。




「もういい加減にしろ。何がそんなに気に食わないんだ、私に同調するからか?それは悟に非があるからだ。どうして、あの子に対してもっと素直になれないんだ」




「どーきゅーせーの癖に教師みたいな事言ってんじゃねえよ」



「...それは君が幼稚だからだよ」




尤もの理由を呟かれ、2人を追い掛けて行った。





【もっと素直になれないんだ】





「....んな事は俺が1番知りてえんだよ」

・→←昼更け



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (28 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
178人がお気に入り
設定タグ:呪術廻戦 , 五条悟
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:ルナ | 作成日時:2023年8月22日 2時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。