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姉妹校交流会が終わって、その日の夜のこと。





3ヶ月に1回程度、Aが考えることがある。




『(私ってなんで呪術師やってんだろ...)』



呪霊が見えるから、術式が使えるから。など、真希に怪訝な顔を向けられそうな理由しか浮かばない。


そして次は、




『(なんで呪霊って生まれるんだろう)』




人間の負の感情が集まって生まれている。呪術師なら周知の事実。




そして、最終的に





『(私ってなんで生きてるんだろう)』




分からない。これが何度も頭の中で繰り返される。





『いつか、分かる日が...教えてくれる人が.......訪れるのかな』



考えた後は、イメトレをしながら目の前にいない敵と戦うのがセットだった。ボサボサの髪で、パジャマ姿で。





『ここで...次は...そしたら...特級なら...っ今死んだな』




『(反応速度を上げろ、身体が追い付かなくてどうする)』




『その為の身体強化...なのか。』




『(なんか、違う気がする)』







『私の術式ってなんなんだ』





新たな悩みが、生まれた日だった。





『(あ...眠気がぁ.....やっぱり、この体じゃ───…)』





『何処、?なにこれっうわ!』



突然地面から手が伸びてきて、体を引っ張られた。



『(何ここ...地面の中?)』



『っんぶ!!』



突然、世界中から酸素が消え失せたかのように呼吸が出来なくなった。



『(息が出来ないっ...死ぬ死ぬ!誰か!...誰か.....たすけ)』




「───…っ!!」





『(だれ...だれの声なの)』









「Aっ...!!!!」

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作者名:ルナ | 作成日時:2023年8月22日 2時

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