先輩(仮) ページ29
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Aと戦った呪霊は、特級だったそう。
更に言えば、指とは無関係だった。
そんな危険極まりない任務に何故Aが行くことになったのか。
理由は、あの呪霊が模倣する呪霊だったから。元々のポテンシャルに加え、遭遇した人間の心中の人間を盗むことで上がったり下がったり。
目撃情報では、非術師が、もう1人の親友や妻が居たと証言しただけだった。
それくらいならという事で、単独任務可のAに任されたのだ。
もし、姉の親友と名乗る彼女が居なければ、Aの心中に居る人間は五条悟となり、Aは死確定演出だった。
「僕を模倣できるもんならやってみて欲しいね」
本人はこんな感じだが。
『あっれー!野薔薇ちゃんじゃん!』
街中で1人で出掛けているとバッタリ、野薔薇と出会ったA。
「A、もう復帰したの?」
『うん!バッチし!硝子ちゃんのお陰で』
野薔薇に向かって、元気よくVサインをかまして証明する。
『野薔薇ちゃんこそ、特級やっつけたって聞いたけど、私より平気そう.....。私、格下じゃん。』
分かりやすく、落ち込むA。
「まっ、わたしにかかりゃあ.....って言いたい所だけど、虎杖も居たのよね。」
『いやいや、報告聞いた時びっくりしたんだからね?』
「じゃあ、お互い進歩したって事にしましょ!」
『そうだね!』
『(どっかの誰かさんが、裏で手を回してるっぽいし、そろそろ本当の意味で肩を並べられるだろうから。.......あーこれから、微妙なお姉さん面出来なくなるのか〜...でも、もう少しだけ)』
『先で待ってようかな』
「何か言った?」
『え?何も言ってないけど』
如月A、一足先に1級呪術師へと成り上がった。
しばらく親友2人で買い物を楽しみ、
「A、アンタ先輩としてのアドバイスとかないの?」
『えっ?先輩?』
「優子、この子こう見えて彼氏持ちなのよ」
「そうなんですか?是非教えてください!」
『え、えぇ.........ご、ゴホンっ!じゃあ───…』
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間違えました!!ので修正版です!!
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作者名:ルナ | 作成日時:2023年8月22日 2時