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『(皆さん、こんにちは。さて私は何処にいるでしょーか。正解は)』
「A、乗り心地はどう?」
『フツーですね。ん、景色は結構良いですよ。190ってこんな眺めなんですね』
『(五条先生の肩でしたー。所謂肩車って奴ですね)』
「しっかり捕まってなよー?」
『どう、掴まれば...』
「頭で良いでしょ」
『元の体に戻る頃には、だーいぶ頭皮が見えるようになると思うけど』
「えっ?そこは加減してよ」
まあ、そんな感じでミーティングの呼び出された学生諸君。
"隠し子?"
京都校生は口を揃えて、そう言った。
「実はそーなんだよ!...痛い」
両耳を思いっきり引っ張ってやったA。
『いやいや皆さんご冗談を。東京校1年の如月ですよ』
五条の頭部に肘を立ててグリグリし、もう片方の手でひょいひょいと扇ぐ。そしてボリボリとガリガリ君を食べる。まあ、こんなマセた幼児はいないだろう。
グリグリひょいひょいボリボリガリガリ...
「うん、それ地味に痛いよ。」
『知ってるー。あ、アイス服の中に入れてあげよっか』
「マジでやめて」
「アンタって意外と根に持つタイプなのね」
「しゃけ」
『いえい』
「えっ、伏黒なんでキレてんの?」
明らかに不機嫌そうな面持ちで、何かを睨みつける恵。
「別にキレてねえよ」
「いや、むっちゃキレてんじゃん!」
「キレてねえつってんだろ!」
「恵の所に行かなくていいの?」
『今は、いい』
「そう。僕はそっちの方が嬉しいけど」
五条の策略により、交流会2日目は野球に決定した。
「A」
『はいはい。めんどくせ』
今は、夜蛾学長に追われる4秒前。
『いいなー。私も野球したかったなあ』
「Aは僕の肩で観戦だよ」
『観戦中も!?って言うかどうせ審判するんでしょ?ふっつーに無理じゃん』
「はあ...しょーがないなあ」
『いやいやいや。普通のこと言っただけ』
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作者名:ルナ | 作成日時:2023年8月22日 2時