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『───…って、そんな感じだった』
「へえ、僕も混ざりたかったなあ」
『えー変なの』
『(って言うか絶対もっとカオスになってる)』
「そうかな。ま、いっか。」
一拍置いて、両手を広げる。
『?なに』
「分かるでしょ?ほら。ほーら早く」
『えほんっ..........しょーがないなー』
『(って言って、自分が1番嬉しい癖に。ほんと、素直になるって難しい)』
「ほんと.....僕の
『...どうも。』
『(本当は、もっと素直になりたい。もっと甘えてみたい...けど、いざとなると、言葉が...行動が...出ない。こんな彼女じゃ)』
『嫌かな.......あ、何でもない。』
彼の胸の中で、つい零れた一言。
『(声...出ちゃった)』
「A、誰がなんと言おうとAは僕の1番大切な恋人だよ。これからはずっと傍に居たいし、前も言ったけどもっと頼って欲しい」
『(私も.........)』
「Aが伝え切れなくても、僕が受け止めて伝えるよ」
『嫌だ.......私もちゃんと伝える..........だって、私もちゃんと好きだから』
「っはは、嬉しいよ。でもゆっくりでいいから」
『(やっぱり伝えないと)』
『好きっ...!好きで、好きだから、好きなの!』
顔を隠している事を良いことに、好きを連発する。
『(1回言ってみたら、案外いけるかも)』
「A.......」
『ん...?』
「流石の僕でも、今のはヤバい.......かも」
顔を見上げると、少し頬が赤かった。
「駄目、見ないで。カッコつかないから」
片手で、軽く目を塞がれる。
『ずるい.......』
その手を握って、顔から剥がす。
『既にかっこいいから、かっこつけないで』
「.........っ、Aも赤くなってる」
『恥ずかしいのは、変わってない.......から』
「キス、してもいい?」
『...私もしたいって、思ってた』
日はこの瞬間だけ、2人を包むように光を放っている。今までのように、これからも当然の如く。常に。
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やっと付き合ったぁああああ!!!
はい!これで終わり!という訳ではござらん!
まだまだ続きます!ちゃんと本編に沿って!
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作者名:ルナ | 作成日時:2023年8月22日 2時