検索窓
今日:5 hit、昨日:11 hit、合計:20,593 hit

共食いの序章 ページ40

...



「死を...死を...永遠に目覚めぬ泥土の眠りを............異能者に死を。」





『............ハァ.....っ.........』


『(傷が深い...此の侭じゃ......)』


全体液を操作し、無理矢理腕と足を動かす。激痛が疾走り、意識が朦朧とする中、何とか人目に付きそうな場所迄辿り着く。


『(人の気配を感じたら、少量の血を流して気付いて貰おう...。)』


明かりも少々あり、血を流して倒れていたら一発で救急車呼び確定だろう。


『誰か.....早く来て............』


『(中也........ご免...こんな時間に外に出て.........ご免...)』


『ちゅ...や.......』




「ニャァ........」


『なん...だ........猫...か........。』



共食い開始まで、後数時間後。





中也「糞!糞!!.....ああああああ糞!!!」


目に入る物全てを破壊し得る程の剣幕で、思い詰める幹部。


紅葉「声を荒らげるでない。例の異能者狩りの事かえ?」


其処に、冷静に中也とは真反対の態度で問うもう一人の幹部。




中也「.....Aが、姿を消しました........。」


静かに、泣きそうに、呟いた。


ただ、声色とは想像も出来ない、己の握り拳さえも、握り潰しかねない程の力を込めた両手。その気迫は何処にも放たれず、ふっと時間と共に消え失せた。


紅葉「愚かよのう、其奴は命が惜しくないらしいな。...然しな、中也。お主は判っておるのじゃろう?Aが有事であっても必ず生きていると。」


中也「はい。アイツの生死の熟知しています。」


紅葉「...お主らの事、妬ましく思うぞ」


中也「止めてくださいよ」


紅葉「冗談じゃよ。」







-------------キリトリセン--------------



遅くなってすみません!!!まじで難しいですね...。

怒りに満ちた拳は迷い始める→←番外編、何時か。



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.6/10 (20 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
63人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:ルナ | 作成日時:2023年5月14日 21時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。