二度目に ページ37
...
「二度目はなくってよ!...二度目はなくってよ!...」
何気ない日の昼間に可愛いらしい声の電子音が鳴り響く。
『(誰からだろ...)』
『はい...太宰?如何したの?』
『え...............嘘』
パリンと食器が手を離れ床に打ち付けられ爆ぜた。
『院長先生が.......死んだ...........?』
頭の中の何かが音を立てて崩れていく。
『本当に?本当なの!?』
『...判った、教えてくれて有難う』
『...ふふ...ふははは.......ははははははは!!!』
彼女の中の感情はぐちゃぐちゃだった。喜び、悲しさ、喪失感、其の顔は狂気に満ちていた。
『敦!!大丈夫?』
敦「Aちゃん...僕の事は良いから」
『駄目!...ほら泣かないの!』
敦の涙を一粒取って、舐める。
敦「あれ、涙が.......凄い!Aちゃんって魔法使いなの?」
『.....そうだったら...良かったのに』
同い年の子供なのに、何処か不思議で大人びていたA。
院長「お前達!何をやっている!!!」
敦「っ...僕達は何も.....!」
院長「黙れ!愚図め」
パチンっと乾いた音が鳴り響く。
『敦に何すんのよ!!』
院長「お前も同じようにされたいのか」
『敦が殴られるよりマシ!』
院長「そうか...」
其の後どれだけ痛め付けられた事か。
Aは両親を自分で殺した。だから他の子とは違う。何故か責任を感じていた。
でも、限界で独りで逃げ出した
-------------キリトリセン--------------
多分次の話共食いになると思うんですけど、どうしましょ(は?)
参加のさせ方、イマイチピンと来てなくてですね...
んー難しいですね
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作者名:ルナ | 作成日時:2023年5月14日 21時