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...
中也「はぁ.........。」
Aの絶望気である五、六歳は乗り切った、が.........。
『ねーねーお兄ちゃん!遊んでー!』
中也「遊んでって云われてもな.....」
中也「(早く何とかしろよ探偵社、後十二時間しかねえんだぞ!...服もぶかぶかだし.......)」
『お兄ちゃん髪の毛長いね!実は女の人なの?』
中也「ああ!?正真正銘の男だっつぅの!!」
『っあ.......』
中也「(やべ、普通に怒鳴っちまった.....絶対泣かれる)」
何時迄経っても泣き声は聞こえず、寧ろ固まって居たA
中也「(あ...何忘れてんだよ俺。こいつ泣けねぇんだった。)」
中也「あ.....怒鳴って悪かったな。大丈夫か?」
『んん。怒らせてご免なさい。』
中也「否、お前は悪くねえよ」
『だって...お父さん何時も怒ってて、私が悪いから.....だから謝るの』
中也「(そんな話...初めて聞いたぞ.......。両親を殺して、今までの思い出を押し殺してたのか。まあ嫌な思い出だったみたいだから、それはそれで良いのか。)」
『あのお兄ちゃん.....私眠くなっちゃった』
中也「お兄ちゃんが見といてやるから、寝ちまって大丈夫だぜ」
『うん.....お母さんが来たら起こしてね.........』
中也の膝の上に丸くなって眠る。
中也「あぁ」
中也「(悪いがもう二度と迎えに来ねえよ。)」
中也「.....だから俺が居るんだよ」
中也「かわいいな.......顔は本人だから当然Aで、性格は元気で活発な俺似か...............は、何云ってんだ俺。Aと俺の子供の話、は?何云ってんだ。は?...は?」
軽くキャラ崩壊を起こしている中原氏。一度落ち着こうか。
その瞬間。
『ん...んん』
徐々に元の大きさに戻ってくる。
中也「やっと戻りやがった.....おい、起き...否、暫くはこの侭で良いか。でかくなっても変わらない寝顔に免じて許してやるよ」
-------------キリトリセン--------------
小さい頃の寝顔は可愛い、そして大きくなっても変わらない.....。
そう云うことですよねぇ、ねぇ中原さん?
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作者名:ルナ | 作成日時:2023年5月14日 21時