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其んな重たい空気を、乾いた音と声が消し去っていく。
与謝野が手を叩きながら、はいはいと仲介に割って入ってくる。
与謝野「三人共落ち着きな、Aはポートマフィアの人間じゃないよ。」
敦「与謝野先生!」
国木田「...然し!」
与謝野「良いから!本人からちゃんと聞きな」
『...えっと___』
Aはマフィアの人間では無い事、マフィアと仲が良い理由をはっきりと説明した。
『___だから私は、中也と離れたくないんです。』
与謝野「中原中也がAを戦闘に巻き込まなかった理由にも頷ける。だから妾は此の子を信用したんだよ」
国木田「...済まなかった。」
敦「僕も済みませんでした!」
鏡花「...ご免なさい。」
『謝らないでください...!敵幹部と一緒に居るなんて疑って当然です!!寧ろ、流石の警戒心で尊敬します...!』
敦「あはは...。有難うございます」
鏡花「真逆、貴方も孤児院育ちなんて...知らなかった。」
『院での生活が辛くて抜け出したんだけどね。...そう云えば一人、仲良い男の子が居たような...』
『確か名前は...あれ.........』
与謝野「如何したンだい?」
『敦.....思い出した...、敦!私だよA!ほら涙の!』
敦「A...若しかしてAちゃん!?」
鏡花「知り合いだったの?」
敦「うん、今思い出したんだけどね。...孤児で見掛けなくなったと思ったら、其んな事があったんだね。」
『うん、あんな風にされる位なら外で死んだほうがマシだと思って出て行ったら...真逆ね。』
与謝野「あんな風...?」
敦「彼女も、僕と同じ扱いを受けてたんです」
Aは敦と同じ孤児院育ちで、敦と同じように院長から拷問に等しい行いをさせられていた。
-------------キリトリセン--------------
Aちゃんの過去が一つ判りました!
ただはっきりとはしてませんねー!涙、とは何なのでしょうか
然し!安心してください!
次の番外編、そしてDEAD APPLEの後に十五歳編が来ますので
そこまでお待ちください!
(割と長いやないかい、何処が安心してくださいなよ)
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作者名:ルナ | 作成日時:2023年5月14日 21時