はーと4 ページ9
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今までご覧頂いた通り伊東Aという生き物は、彼氏の菊池風磨に絶対に甘えない。ちょいちょい流されるが自分の意思に反している為、自ら甘えている訳ではない。
しかし、そんなAですら決定的に甘えている瞬間がある。
「...かーわい」
寝ている間、人間はどうしても無防備になってしまう。信頼し切っている人間と一緒なら余計に。
「...んふふ」
思わず笑みが零れてしまう程、無防備な笑顔に虜になってしまう。
Aは何故か、布団の温もりよりも人間の温もりに吸い寄せられるようで、寝る前は数センチあった距離が、朝にはゼロ距離に。
「これは自慢したい」
普通は自慢される側のアイドルが自慢する側に回るほど。どっちも自慢したらあかんが。
我慢できなくなった風磨は、指でAの頬を突き始めた。
「あー.....」
心の声がどうしても漏れるようで。
「(さいっこうに癒される。天に召されちゃうよ)」
「ふにふに、もちもち、さらさら」
Aの頬に虜になり、調子に乗ってその後も触り続ける。
『
組長のような野太い声のAが目を覚ました。寝起きは声が変わる体質らしい。
「すんません。」
『寝てるからって人の体を好き勝手に…』
そう言って寝ぼけてるのか風磨の胴に跨り始めた。
「お姉さん…何を?」
『んふふ···今日がお休みなことを後悔するがいい』
そう言ってそのまま風磨の上でうつ伏せで寝転び、動けないようにした。
『どおー?』
「(寧ろご褒美ですっ!!ありがとうございますっ!!!!)」
そのまま二度寝する2人だった。
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あんゆ(プロフ) - ルナさん» ありがとうございます☺️ (2月10日 14時) (レス) id: aac5c9b4f6 (このIDを非表示/違反報告)
ルナ(プロフ) - あんゆさん» 逆に良いんですか!?よろしくお願い致します!!! (2月10日 14時) (レス) id: c7332406b2 (このIDを非表示/違反報告)
あんゆ(プロフ) - 初めまして!この作品凄く求めてた作品すぎて大好きです!!もし良かったら自分の作品で紹介してもよろしいでしょうか? (2月10日 13時) (レス) id: aac5c9b4f6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ルナ | 作成日時:2024年2月10日 0時