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下着よりも数が少ない外出着を身に纏い、助手席に座り込んだ。
「なんか曲かける?」
無言でパネルを操作し、Bluetoothでスマホと繋いで好きに音楽を流し始めた。
ドライブを始めてしばらく経ったその時、今までおとなしかった口が突然開いた。
『そのサングラスダサい』
「えっ今?ってか開口一番それ?」
動揺したのか、間抜けな声を発する。アイドルとは思えんな。
『ずぅーっと思ってた』
「そんな"ずぅ"って言うほど?」
『言うほど。』
「まじかよ」
いつも通りの会話で、少し頬が緩む。
『なんで笑ってんの。きっしy__』
「今きっしょって言った?」
『いいえ。』
「絶対嘘、わざとやってるしょ」
数秒の沈黙が流れる。
「無視やめて」
赤信号で停止し、ゆっくりとサングラスを外しているのが見えた。
『外すんかぁい』
「だってぇ、愛しの彼女にダサい姿は見せらんねえっしょ」
『はいはいごめんごめん、かっこいいかっこいい(棒)』
「キスする?」
『は?無理なんだけど。...ねえ口尖らさないで、前向いて、青だから...早よ前向け!』
「すんません」
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あんゆ(プロフ) - ルナさん» ありがとうございます☺️ (2月10日 14時) (レス) id: aac5c9b4f6 (このIDを非表示/違反報告)
ルナ(プロフ) - あんゆさん» 逆に良いんですか!?よろしくお願い致します!!! (2月10日 14時) (レス) id: c7332406b2 (このIDを非表示/違反報告)
あんゆ(プロフ) - 初めまして!この作品凄く求めてた作品すぎて大好きです!!もし良かったら自分の作品で紹介してもよろしいでしょうか? (2月10日 13時) (レス) id: aac5c9b4f6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ルナ | 作成日時:2024年2月10日 0時