はーと8 ページ14
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「Aー、何やってんの〜?」
1人洗面台に篭もり、何をしてるのか覗きに来た。
『前髪切ってるから邪魔しないでね』
そう答え風磨の方を見ず、鏡越しに目を合わせるだけ合わせ、直ぐに目線を戻した。
「それぐらい
『行くのめんどいからいい』
今度は目を合わせず答える。
「じゃあ呼ぼうか?」
『...風磨の友達として家に呼ぶのは良いけど、私の
晃とは、風磨の高校からの友達であり、Aの兄だった。美容院を営んでおり、そこそこ成功している。
「ふーん。あ、もしかして恋人といる時の顔、お兄ちゃんには見られたくない系?」
『知らん』
「でもそういうことでしょ?それか俺たちの聖域荒らされたくない?」
『聖域ってなんなよ。ってか邪魔するな言うてるやろ』
「ほーい」
笑みを含んだ返答をし、洗面所の壁にもたれ掛かりじーっとAの様子を見守っている。
『よし。掃除機持ってこーい』
「ははっお任せあれっ!」
『さんきゅ』
掃除機を受け取り、スイッチを入れようとすると「ちょっと待って」と制止する。
「目瞑って」
『ん。』
優しく撫でるように、Aの顔に付いていた髪の毛を払っていく。
「おっけ、全部払えた。うん、かわい」
『はいはい。はさみ片付けといて』
「ん」
はさみを受け取ると洗面所を出て行き、Aは掃除機を動かし始めた。
『(晃か、...全然連絡してないっけ)』
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あんゆ(プロフ) - ルナさん» ありがとうございます☺️ (2月10日 14時) (レス) id: aac5c9b4f6 (このIDを非表示/違反報告)
ルナ(プロフ) - あんゆさん» 逆に良いんですか!?よろしくお願い致します!!! (2月10日 14時) (レス) id: c7332406b2 (このIDを非表示/違反報告)
あんゆ(プロフ) - 初めまして!この作品凄く求めてた作品すぎて大好きです!!もし良かったら自分の作品で紹介してもよろしいでしょうか? (2月10日 13時) (レス) id: aac5c9b4f6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ルナ | 作成日時:2024年2月10日 0時