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潤side
メンバーのみんなは学校がない時は、いつでも
来てくれる。
メンバーと一緒にいる時だけは、
安心できて、余命という束縛から解放される、
唯一の時間だった。
でも、最近は俺の体調がさらに悪くなって、
せっかくメンバーが来てくれるのに、
ほとんど話すことが出来ずにいるんだ。
今なんて酸素マスクまで付けられて、
ベッドから1歩も出られない。
やることも無くて...いや、何も出来なくて、
ずっとベッドの上。
｢俺...体重どのくらい減ったかな...｣
今では、自分で見て分かるくらいにまで痩せて
いた。
となりに置いてあるカレンダーを見ると、
1月20日を指していた。
卒業式まであと50日くらい。
それまで俺の体が持つとは、思いたくても、
とても思えない。
｢いつ死んじゃうか分からないからな...感謝と
か伝えられないまま死んじゃうの嫌だし...手
紙...書いた方が良いかな...｣
手紙を書くの、何年ぶりだろ...
それよりも問題なのは、寝たままだから
中々書けない。手に力も入んないし。
漢字だと時間かかるから、ひらがなにしよ。
ちょっと読みにくいかもしれないけど...
何とか書けた。
どこに隠そう...
あ、枕の下でいっか...
俺は、枕の下に手紙を隠してから
眠りについた。
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恵梨華(プロフ) - とろけるクッキーさん» とろけるクッキー様！！読んで頂きありがとうございます！嬉しいお言葉感激です！これからもよろしくお願い致します。 (2020年1月10日 20時) (
レス) id: 5643a210d8 (このIDを非表示/違反報告)
とろけるクッキー - 読んでる途中に泣きそうになってしまいました。。・゜・(ノД`)・゜・。とっても良いお話でした！ (2020年1月10日 18時) (レス) id: 452c14e82a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：恵梨華 | 作成日時：2019年7月31日 14時
