43 ページ44
櫻井side
俺が車に跳ねられるのを庇って、ニノが跳ねら
れた。何も考えられない...。
｢...ちゃん！翔ちゃん！｣
大｢翔ちゃん！｣
｢...！！ごめん｣
大｢おいらが一緒に救急車に乗るから翔ちゃん達
は松潤のとこ行って。｣
｢...分かった。｣
大｢相葉ちゃん、しっかりして。翔ちゃんの事お
願いね。｣
相｢うん...｣
ピーポーピーポー...
救急車のサイレンの音が頭に響く。
俺のせいで...俺のせいでニノが...
死んだらどうしよう...
相｢翔ちゃん、松潤には内緒ね...｣
｢...ｸﾞｽｯ...うん...｣
相｢大丈夫だよ。ニノだもん。絶対大丈夫。｣
｢ありがと...ｸﾞｽｯ｣
ガラガラ
相｢松潤？来たよ。｣
潤｢あれ...？和とリーダーは？｣
相｢なんかね、用事が出来たんだって。｣
潤｢絶対来るって約束したのに...嘘つき。｣
｢...ｯ｣
潤｢翔くん？...どうしたの？｣
｢松潤...ニノは俺のせいで今...来れないん
だ。リーダーも...。｣
相｢ちょっと翔ちゃん...｣
｢...相葉くんごめん。でも、ニノとリーダーの
せいじゃないから。｣
潤｢ニノとリーダー...どうしたの？何で翔くん
のせいなの？｣
櫻｢俺が...車に跳ねられそうになったところを
ニノが庇ってくれて...それで俺の代わりにニ
ノが...ニノが...ｸﾞｽｯ...跳ねられたんだ...
ｸﾞｽｯ｣
相｢...リーダーは、ニノの付き添いだよ。｣
潤｢和、大丈夫なの!?｣
櫻｢ｸﾞｽｯ分からない...ｸﾞｽｯ...でも...ニノが
俺達に松潤の所にｸﾞｽｯ行ってって...約束した
からって...ｸﾞｽｯ｣
潤｢...和が...？｣
相｢ニノは大丈夫。心配だけど、ニノだもん。｣
潤｢俺が...来てって言わなかったら...こんな
事にならなかったのかな。｣
櫻｢違う！俺がもっとちゃんと見ていればこんな
ことにならなかった。｣
プルプルプル...
相｢...もしもし？あ、リーダー？うん。え！！
本当!?分かった。今から行くね。｣
潤｢どうしたの...？｣
相｢ニノ、意識戻ったって。｣
櫻｢本当!?｣
相｢行こ！｣
櫻｢...うん。｣
潤｢俺も行く。｣
相｢大丈夫？｣
潤｢うん。｣
俺達は、ニノの元へ走った。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 34人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：恵梨華 | 作成日時：2019年5月26日 19時
