余命5ヶ月の生徒～卒業できなかった君～ (ページ13)

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櫻井side

授業中、急に松潤が倒れた。だから俺達は今、

保健室に向かっている。

松潤大丈夫かな...？

ガラガラ

4人｢失礼します。｣

保健室の戸を開けると、ベッドに横たわる

松潤が目に入った。

相｢松潤！大丈夫？死んでない？｣

二｢死んでるわけないでしょ！このアイバカめ！

潤くん？ごめんね。大丈夫？｣

潤｢...みんな来てくれたんだ。大丈夫だよ。び

っくりさせてゴメン。｣

相｢ちょっと～！アイバカは酷くない？｣

｢まあ大丈夫なら良かった。ちょっと無理しすぎ

だよ。｣

大｢でも松潤から声掛けるってなかなかないよ

ね。すごい辛かったんじゃない？｣

潤｢最初は我慢できるくらいだったんだけど、途

中から本格的になってきちゃって...｣

｢大変だったな...。俺らも気を付けないと。｣

大｢そうだね。｣

潤｢俺のせいで迷惑かけてごめん。｣

二｢全然迷惑じゃないよ。気にしないで。｣

｢そうだよ。誰だって具合悪くなる事あるし。｣

相｢そーそー！｣

潤｢ありがとう。｣

二｢ごめんね。騒がしくしちゃって。そろそろ帰

るから。じゃあお大事に。｣

相｢ばいばーい！｣

潤｢うん、ありがと。｣

俺らは保健室を出て、一安心した。

取り敢えず松潤の無事を確認できて良かった。

やっぱり無理のしすぎは良くないな。

なんて、この時はのんきなことを考えていたん

だ。

もっと大変な事になるとは知らずに。