Part56 ショック ページ9
少し悲しい気持ちになりながらも半間くんの尾行はしっかりと続けた。
タバコをふかしながら街を歩いていく半間くん。
…それだけで何だかカッコよく見えてしまう。
こんな男に惚れるつもりなんか無かったのに、やっぱり彼には人を惹きつける魅力というか…
半間修二という男のオーラがある気がする。
「……あ、修二じゃ〜ん」
『っ!!』
そんなことを考えていると、ギャルっぽい女の子が半間くんのもとへ近寄ってきた。
…しかも名前を知ってるってことは半間くんの知り合い!?
心臓をバクバクさせながら、こっそりと2人の風景を見守る。
「久しぶりに遊ぼうよ〜」
「あ〜?遊ばねーよ、だりぃ」
「どーせ暇してんでしょ?ならいいじゃん♪」
「はぁー…」
『っっ!??』
アイツ……!!!まさか承諾したの!!?
女の子は嬉しそうに半間くんの腕にしがみつき、彼もダルそうにしながらもそのままで…
どうやらこのまま2人で遊ぶようだ。
『…やっぱり、、、私のこと好きって言ったくせに他の女の子とも遊んでたんだ…』
別に彼女じゃないし、私が怒れる立場じゃないことも分かってる。
…けど、何だか気持ちを踏み
やっぱり、私のことは本気にじゃなかったんだ…
『……もう帰ろ』
怒りなのか悲しみなのか、よく分からない涙が溢れそうになるのを我慢しながら来た道を戻る。
…もうこんな変装もいらないや。
暑苦しいマスクと帽子を脱ぎ、最寄りの駅を探して街を歩いていると後ろから強い力で腕を引っ張られた。
ビックリして振り返ると、そこにはチャラそうな20代ぐらいの男がいた。
「キミ若いね〜、学生?危ないよこんな所一人で」
『あ、今から帰るんで…』
「じゃあお兄さんが駅まで送ってあげるよ!」
『いや、大丈夫です』
「そんな遠慮しないでさ!」
そう言いながら私の腕を引っ張っていく男。
振り払おうにも強く掴まれていて抵抗できない。
『や、やだっ、離してっ…』
「………オマエ何してんの?」
『え…?』
聞き慣れた声がして、視線を向けるとそこには女の子と遊びに行ったはずの半間くんがいた。
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*Miyabi*(プロフ) - 推しが尊いさん» ありがとうございます…(泣)嬉しすぎます〜😂 私も誰だこの男前ってなりました(笑)でもそんな優しい半間くんが大好きなので……続編もよろしければお願いします! (2021年11月26日 17時) (レス) id: c7e2460479 (このIDを非表示/違反報告)
*Miyabi*(プロフ) - はんまのぬまさん» 優しい半間くんなんて最高ですよね🥺彼女一途な半間くん好き……いつも本当にありがとうございます!続編もよろしければお願いします✨ (2021年11月26日 17時) (レス) id: c7e2460479 (このIDを非表示/違反報告)
推しが尊い - もう好き。(笑) 最高すぎて語彙力捨ててきました!前まで半間君怖い人っていうイメージしかなかったけど、ナンダコレ!オマエダレダ!のレベルで優しいしかっこいいし惚れました。お話良すぎるので自信持ってくださいね!更新楽しみにしてます!! (2021年11月24日 21時) (レス) @page44 id: 11fe216a38 (このIDを非表示/違反報告)
はんまのぬま - なんて展開。半間くんほんまに優しい...一途。 ラフな格好でお迎えとか..抱きしめてくれるのとかもー語彙力なさすぎて申し訳ないです。笑 ゆっくりで大丈夫ですよ☺️たのしみにしております☺️LoveLoveしか勝たん🥺すれちがいもすき (2021年11月20日 2時) (レス) @page44 id: c9cacaf611 (このIDを非表示/違反報告)
*Miyabi*(プロフ) - はんまのぬまさん» 更新遅くてすみません😭2人のすれ違いを書いてみたかったんです…(笑)やっぱりイチャイチャらぶらぶな2人が好きですけどね!♡いつも楽しみにしてくださって本当にありがとうございます😭 (2021年11月19日 21時) (レス) @page44 id: c7e2460479 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:*Miyabi* | 作成日時:2021年9月12日 20時