大好きになってしまった【半間修二】

Part９３　大好きになってしまった ページ46

不器用ながらに私を大事にしてくれようとする半間くん。



そんな彼のことを“愛しい”と思った。





その瞬間、居ても立っても居られないなくて気付いたら半間くんにキスしていた。


普段恥ずかしくて素直になれないけど、私の思いをちゃんと伝えたい。








『……だ、、、大好き……』

「……」









真っ赤になりながらも半間くんの目を見て伝える。




その間、彼は目を丸くして私の顔をジーッと見つめていた。








『…そ、そんな見ないでよっ、、』

「………やっぱさっきの無しにしねぇ？」

『え？』

「今すぐめちゃくちゃに抱きてぇ」

『っっ！！？』








どストレートにそんなことを言われ、身体の体温が一気に上昇する。



驚きと恥ずかしさで何を言ったらいいか分からず、あたふたしている私を見て半間くんは吹き出すように笑った。









「ばはっ(笑)冗談だわ、ンな慌てんなよ」

『だ、だって…！』

「ま、Aちゃんがイイならマジで抱くけど♡」

『………まだ待ってほしい…です』

「へーへー、ホント俺の女は我儘だなｧ〜♡」







そう言って私の頭をぐしゃぐしゃと撫でる半間くん。





…いい加減で適当だし、こんな男と付き合うなんてあり得ないと思ってたのに、気がつけば段々彼に惹かれていた。








「んじゃ、仲直りに晩飯食いに行こーぜ」

『うん…行きたい』

「んあ？珍しいじゃん、腹減ってんの？」

『半間くんと仲直りしたいから』

「っ！…ホントお前かわいいなｧ♡」

『…ばか』








＿＿＿そして、いつの間にかこんなにも彼のことを大好きになってしまったんだ。

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