大好きになってしまった【半間修二】

Part７２　パンツ ページ25

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「…あ？」

『きゃあっ！？』

「俺のパンツ持って何赤くなってんだよ変態♡」

『ち、ちがっ…』







タオルでガシガシと頭を拭きながらお風呂から出てきた半間くん。





…と、彼のパンツを片手に真っ赤になっている私。








＿＿＿時を遡ること１時間前、、、





半間くんとコンビニに寄ってから家に帰ると、彼はすぐに“先風呂入るわ〜”と言って風呂場に向かった。



そして、脱衣所の前には脱ぎ散らかされた服。




…これは洗濯しろと言う意味か？



てかここはお前の家じゃねーぞ。


そうイラつきながらも彼の服を集めて洗濯機にぶち込んだ。



しばらくして洗濯が終わり、彼の服を洗濯カゴに入れてベランダに向かう。







『…大っきいな〜』







シャツもズボンも全てが大きい。


私のとは比べ物にならないや。


そんなことを思いながら服を干し終わったと思うと、最後に黒く丸まったものがカゴに残っていた。





あれ？靴下？


さっき干したよね？




そう思って広げてみると…








『っっっ！？』








パンツ…！！？？



人生で初めて男のパンツを手に取った瞬間で、ビックリしすぎて固まっていると、半間くんがお風呂から出てきたのだ。








「ンな気に入ったんならソレやろうかｧ？♡」

『いらんわバカ！！！』








真っ赤になりながらパンツを彼に投げつける。



付き合ってすぐの彼女に自分のパンツ洗わせる！？









「何怒ってんだよ〜」

『半間くんがデリカシー無さすぎるの！』

「ハイハイ♡」

『ちょっ…！？』








ヘラヘラ笑いながら近寄ってきた半間くんはギュッと私のことを抱きしめてきた。


お風呂上がりでいい香りがする彼にドキッと心臓が飛び跳ねる。









『わ、私まだお風呂入ってないんだから離れてよ！』

「んー…もうちょい〜…」







その後、彼は５分くらい抱きしめたまま動かなかったので、私はドキドキしすぎて死んじゃうかと思った。

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