大好きになってしまった【半間修二】

Part６３　元カノ ページ16

「やっと見つけた…！」







そう言って彼女は半間くんの首にギュッと抱きついた。




いきなりのことで、私はポカンと口を開けてその光景を眺める。





…え、誰？







「オイ、離せよダリィ」

「えー、元カノに対して冷たすぎじゃな〜い？」








元カノ……！！！




半間くん、色んな女の子と遊んでそうではいたけど、ちゃんと彼女もいたことあるんだ…









「テメェが勝手に彼女ヅラしてただけだろ」

「ひど！ホントそういうとこは変わってないよね〜」









そう言いつつも嬉しそうに半間くんのことを見つめる元カノさん。




少し派手だけど美人だし…オッパ イ大きい。




やっぱり…

半間くんは胸の大きい人が好きなんだな、ウン…。








「てかオマエ早くどっか行けよ邪魔」

「え〜せっかく会えたのに〜………って、、」








そう言いかけた元カノさんとバチッと目が合う。



その瞬間、嬉しそうにしていた顔が一気に冷めた。








「…何？今デート中？」

「だからどっか行けっつってんだ」

「へぇ〜……私とはデートなんかしてくれなかったのに…」







そう言いながら私の顔をジロジロと見てくる元カノさん。



品定めされているみたいで、何だか居心地が悪くて彼女から目を逸らす。




そんな私を見た彼女はフッと鼻で笑い、再び半間くんに視線を戻した。




そして、、、








「……修二、私ね修二のことが忘れられなくて…もう一度私と付き合って欲しいの」

『っ！？』








私に見せつけるかのように半間くんに告白をした。

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