Part40 怒り ページ41
「急に半グレ集団に呼び出されたかと思ったら、やっぱり俺を引きつけておくための罠かよ」
「がはっ…」
「ゔっっ…」
バコッといった鈍い音と男たちのうめき声が聞こえてくる。
…この声ってやっぱり、、、
恐る恐る声の方に目をやると
私が待ち望んでいた人…半間くんがいた。
『っ!…は、、んま…く…』
半間くんを見た瞬間、我慢していた涙が溢れ出して声が上手く出せなかった。
彼はそんな私を見て目を見開く。
そして今までに見せたことのないような冷ややかな表情に変わった。
「は、半間っっ…何でお前ココに…」
「…あー、、、俺マジで今日殺しちまうかも」
「ヒッ!?」
『っ!!』
すると、私を羽交い締めにしていた男の胸ぐらを掴み上げた半間くん。
彼の目に光はなく、殺意が満ち溢れていた。
「…なァ、お前コイツの身体触ったの?」
「ヒッ…ま、まだヤッては…」
(バキッ
「…っがは、、」
「ンなこと聞いてねぇんだよ」
『ひっ…』
鈍い音と共に大量の血と男の歯が地面に落ちてきた。
人の歯が折れる瞬間なんて初めて見たし、半間くんがこんなに怒っている姿も初めてで、恐怖で身体がガクガクと震える。
「す、すみませんでしたっ…許してくだ…ゔがっ」
「ひゃは♡きったねぇ顔だなァ?……死ね」
鈍い音と血の飛び散る音が倉庫に響き渡る中、周りにいた男たちは悲鳴をあげながら逃げて行った。
「オマエ誰の女に手ェ出したか分かってんのかァ?」
(バキッ
「死んでもいいっつーことだよなァ?」
(ボゴッ
「あ、この際何本歯ァ折れっか試してみっか♡」
もう既にうめき声すらもあげなくなってしまった男の顔面を殴り続ける半間くん。
このままだと、本当に殺してしまうんじゃ…
『半間くん、それ以上やったら死んじゃう…っ』
「ばはっ♡いっそのこと
『っ!?』
そしてそのまま殴るのをやめない半間くん。
どうしよう、どうしよう…
本当の本当に殺してしまう…
…半間くんが
私のせいで人殺しになってしまうっ、、、
『もうやめてっ…!』
「っ!」
手を縛られた状態で何とか立ち上がると、そのまま半間くんの元へ向かい、彼の背中にピッタリとくっついた。
810人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「東京リベンジャーズ」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
*Miyabi*(プロフ) - きりまるさん» はじめましてー!ありがとうございます(^^) 私も半間くんが本当に大好きで書いていて楽しいです♪ 更新頑張りますね!!! (2021年9月7日 22時) (レス) id: c7e2460479 (このIDを非表示/違反報告)
きりまる(プロフ) - 初めまして(*^^*)半間君が素敵で一気読みしてしまいました!更新頑張って下さい(*^^*) (2021年9月7日 21時) (レス) id: 684e8f5b6d (このIDを非表示/違反報告)
*Miyabi*(プロフ) - eriiiさん» わー!コメントありがとうございます(^^) そう言って頂けて本当に嬉しいです(泣) 更新の励みになります!これからも頑張っていきますね♪ (2021年9月5日 0時) (レス) id: c7e2460479 (このIDを非表示/違反報告)
eriii(プロフ) - 初めまして!このストーリー凄く好きです!!半間くんがカッコ良すぎます!これからも更新楽しみにしています(*^^*) (2021年9月5日 0時) (レス) id: 5892b12f93 (このIDを非表示/違反報告)
*Miyabi*(プロフ) - むーんさん» コメントありがとうございます(^^) 半間くんめちゃくちゃカッコいいですよね!!!これからも是非よろしくお願い致します!! (2021年8月31日 1時) (レス) id: c7e2460479 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:*Miyabi* | 作成日時:2021年8月12日 16時