4話 ページ6
「え、えっと…？」
？「もう一度問う。貴様ここで何をしている。」
私の目の前には全身真っ黒黒助なおにーさん。
待って。そんなに殺気飛ばさないで！怖いから！
「え、えっとですね…道に迷いまして……。絶賛迷子中なんですよ。」
冷や汗ダラダラの状態で、懸命に言葉をつなぐ。
？「それは本当か？」
「は、はい。」
だから怖いって！！！威圧感パンパ無いんだっておにーさん！！！
？「そうか…ならもう此処へは来るな。貴様の様な奴が来るべき場所では無い。」
そう言って踵を返すおにーさん。
いやいやちょっと待って！
「あ、あの〜……。」
？「なんだ。」
「ここって、どこがわかります？」
そう尋ねると、すっごいこいつ何言ってんだ的な目を向けられた。待って私だってこんなこと聞きたく無いんだよ……。
？「……横浜だ。」
「は？」
2度ある事は3度ある＿＿＿＿
本日3度目のは？である。そんな事はどうでもいい。
「横浜？」
？「そうだ。」
淡々と言い放つおにーさん。え？何横浜って？いや知ってるよ？知ってるけど……なんでよりによって横浜？
「あ、そうですか。ありがとうございます。」
一応そう言っておこう。
では。そう言って路地裏から出ようとした時、
？「待て。」
おにーさんに引き留められた。静かな路地裏に響く声。無視する事はできなかった。
「なんですか？」
？「貴様の名は？」
あれ？急な自己紹介？いきなりだなおい。
「笠原Aですが……。おにーさんは？」
芥「僕は芥川。」
え？今なんったってこの人。え？"やつがれ��？何やつがれって。あ、名前？��やつがれ芥川��さん？
変な名前だな。
「あ、ではやつがれ芥川さん。さよう」
芥「待て。」
「まだ何か？」
芥「芥川だ。僕では無い。」
「は？」
え？"やつがれ芥川��さんじゃ無いの？
じゃあ、やつがれって何？
「あ、あの��やつがれ��って……。」
芥「？僕は僕だが？」
あ。一人称的な？ああ。そういうこと。
え？今時自分のこと"やつがれ��っていうの？流行ってんの？てか厨二かよww痛いよ芥川さんww
そんなことを思っていると、いきなり黒いモノが迫ってきた。
「うおぁ！！！」
黒いモノは芥川さんから伸びていた。
待って何あれ怖い。
芥「貴様。食い殺されたいのか？」
そんなこと聞かれたら誰もがこう答えるだろう。
「遠慮しときます！！！」
そして私はダッシュで路地裏を抜けた＿＿＿＿
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 503人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「文豪ストレイドッグス」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
リサっペ(プロフ) - ４話で横浜ってなってるんですけど、文ストの世界ではヨコハマとカタカナだったと思います！…違ったらすいません (2019年1月10日 14時) (
レス) id: cc75c6e61c (このIDを非表示/違反報告)
ババロア(プロフ) - 実希さん» はうぁ！ご指摘ありがとうございます！直ちに直してきます！コメントありがとうございました(#^.^#) (2016年8月12日 18時) (レス) id: 029be84e87 (このIDを非表示/違反報告)
実希(プロフ) - とても面白いです！！頑張って下さい！！所で中也さんのセリフは「次はなくってよ！」ではなくて「二度目はなくってよ！」では？？？ (2016年8月12日 18時) (レス) id: 6201a5aeeb (このIDを非表示/違反報告)
ババロア(プロフ) - わかなさん» ありがとうございます(o^^o)初めまして、じゃないですねww読んでくれてありがとうございましたww (2016年7月3日 19時) (レス) id: 029be84e87 (このIDを非表示/違反報告)
わかな(プロフ) - こんにちは！実は、はじめまして、ではないです笑 とても面白かったです！ 更新楽しみにしております(^.^) (2016年7月3日 1時) (レス) id: 2c59221da2 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ババロア | 作成日時：2016年5月30日 23時
