22話 ページ24
Aseid
「どうしよっかな〜。」
只今横浜の街をぶらり旅。と言っても、刀を探してるんだけども…。
実際、国木田が自分で何とかしろと言っていた。
あれ?福沢…じゃない。社長って刀持ってなかったっけ?差してたよね?
「…聞いとけばよかった。」
今更後悔するが、一回探偵社に戻るのも面倒だ。社長いつも居ないし。何処に行ってんだあの人。
まぁ刀なんて、持ってる人はそうそういないし、況してやここに居る一般市民が持っている筈がない。
「……また誰かと闘えと?」
そうなったら、ポートマフィアの誰かと一戦交えなければならない。いや、ポートマフィアじゃなくてもいいんだけどさ。
「中々裏社会と通じてる奴らなんて、そこそここの街にはいないだろ。」
……と思いたい。
「とんだ災難だな全く。」
何度目かもわからない言葉を口に出す。
しかし____
「誰かにストーカーされてんだけど。」
明らかに背後から数人につけられている。
「まぁAちゃんだし?モテるから仕方ないけどね!」
そうして路地裏に入る。ここ路地裏多いな……。
くるっと背後を見ると、ストーカーの皆さんがいた。
「おお。揃いも揃ってストーカーですかコノヤロー。全く私も罪な女だ。」
目の前には4.5人の男共。あ!刀持ってる奴いるし!
「あれ?やっぱりバレてたんだ。」
「写真見たぜ?いい感じに撮れてたじゃないか。」
あれ?なんか褒められてる?
「はは。まぁ素材がいいんでね!」
「写真で見るよりよっぽど可愛いじゃないか。」
「え、まじで?」
まさかのここでモテ期到来ですか?きゃー嬉しいー
「それで?泣く子も黙るポートマフィアの皆さんが私に何の用だ?」
「そこまで判ってんなら話は早い。俺達と来てもらおうか。」
「嫌に決まってんだろ面倒くさい。」
「そもそもお前等に付いて行って、私になんのメリットがある?」
「ないだろ?分かったらさっさと帰っておネンネでもしてろ。」
軽く男共を挑発すると
「んだとテメェ……。」
「ガキのくせに調子に乗りやがって!」
まんまと乗った。ちょろすぎるだろ。
「はぁ?ガキじゃアリマセーン。第一こんな挑発に乗るお前等の方がよっぽどガキだわ。」
総悟にも劣らないゲスい顔をしながら、相手を弄ぶ。
まぁここまで来れば相手の動きも分かるわけで、
「いい度胸じゃねぇかクソガキ。やっちまえ!!!」
男共が、私に襲いかかる。
だから……ガキじゃねぇって!!
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リサっペ(プロフ) - 4話で横浜ってなってるんですけど、文ストの世界ではヨコハマとカタカナだったと思います!…違ったらすいません (2019年1月10日 14時) (レス) id: cc75c6e61c (このIDを非表示/違反報告)
ババロア(プロフ) - 実希さん» はうぁ!ご指摘ありがとうございます!直ちに直してきます!コメントありがとうございました(#^.^#) (2016年8月12日 18時) (レス) id: 029be84e87 (このIDを非表示/違反報告)
実希(プロフ) - とても面白いです!!頑張って下さい!!所で中也さんのセリフは「次はなくってよ!」ではなくて「二度目はなくってよ!」では??? (2016年8月12日 18時) (レス) id: 6201a5aeeb (このIDを非表示/違反報告)
ババロア(プロフ) - わかなさん» ありがとうございます(o^^o)初めまして、じゃないですねww読んでくれてありがとうございましたww (2016年7月3日 19時) (レス) id: 029be84e87 (このIDを非表示/違反報告)
わかな(プロフ) - こんにちは!実は、はじめまして、ではないです笑 とても面白かったです! 更新楽しみにしております(^.^) (2016年7月3日 1時) (レス) id: 2c59221da2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ババロア | 作成日時:2016年5月30日 23時