【銀魂×文スト】ナンテコッタ

16話 ページ18

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さっきまで敦達といたところまで戻って来た。

芥川さん……いや、芥川が戦闘で好む場所と言ったら……

「路地裏だろうねぇ。」

初めて会った時、と言っても朝会ったばかりだけど、路地裏だったし。

それに、

「こんな目立つところで、あんな黒いモノ出すわけ無いし？」

私が芥川でもそんな目立つ事はしない。だって照れんじゃん。

敦達と別れた場所を少し行ったところで、路地裏に入る。

そこで目に入ったのは＿＿＿＿＿＿

「何だよ、これ……。」

目の前には血塗れで倒れている谷崎兄妹。

そして＿＿＿



「虎？」


白い毛をなびかせる、白虎がいた＿＿＿＿



その白虎が見下ろすところには、芥川と先程の金髪の女性。


そして＿＿そこは一気に修羅場化とす＿＿


きっと敦であろう白虎と芥川が交戦している間に、谷崎兄妹の元へ駆けつける。

「おい！聞こえるか！？」

谷「……か、さはら……さ…。」


ナ「……ゲホッ……ゲホッ…。」


取り敢えず、まだ意識はあるようだ。
羽織っていたパーカーとシャツを脱ぎ、二人の止血をする。

すると、銃弾が響いた。

バッと振り向くと、金髪の女性が敦に向かって乱射している。だが、それは貫通する事もなく、その場に落ちていった。


そして女性を襲う敦を、あの黒いモノが現れた。


芥「羅生門『叢』！！！」


「っ敦！！！」


芥川の羅生門とやらによって敦は真っ二つにされた。死んだかと思った矢先、雪の様に敦の身体は消えていった。

ちらっと横を見ると、不敵に笑っている谷崎。

「お前な……。」


谷「……はは…。」


芥「これは…今裂いたのは虚像か…。ならば…！」


芥川の背後からユラリと敦が現れた。


そして、二人の攻撃が交えそうになった時＿＿＿＿


太「はぁーい。そこまでー。」


気の抜けた声が路地裏に響いた＿＿＿＿

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