【銀魂×文スト】ナンテコッタ

14話 ページ16

敦達が、密輸業社の証拠を取りに行っている頃、
探偵社では、会議が行われていた。

福「太宰。」

太「はい。笠原Aについては顔と名前しか分かっていません。」

そう、Aについての。

江「僕がもしポートマフィアの人間だったら、なりふり構わず飛びつくけどね！」

国「如何しますか社長。数時間共にいましたが、危害を加える素振りは見せていません。」

福「……様子見だ。何かあったらすぐに報告せよ。」

国「了解。」



そして＿＿＿＿


？「首領。芥川が云っていた奴のことですが…。」

森「うん。どうだった？」


ポートマフィアにもAの名前が挙がっていた＿＿


？「名前しか判りませんでした。顔は芥川しか知らないので、情報はこれだけです。」

森「ふーん。そうか〜。実に気になるねぇ。」


森「今まで生きてきた足跡さえ残っていないなんて。」

そう言いながら、目の前にあるグラスを回す男。


？「芥川が云うには、異能力の存在は知らないのではということです。」

森「そうか。一度会ってみたいなぁ。」


そう言ってニコリと微笑むのは、
ポートマフィア首領＿＿＿＿森鷗外


その笑顔の意味を理解したのか、その場にいた部下は下がっていった。


森「笠原A。興味深いねぇ。」

そう言った彼の声は、小さな部屋によく響いていた。





彼女、笠原Aを人虎同様捕まえてきて＿＿＿＿

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