episode9 ページ9
「本を手に入れる為にはやはり、ヨコハマの
マフィアと探偵社が一番の脅威になると
推測されます。
ですので、段階を践んで
潰していこうと思います。
1,マフィアと探偵社の弱体化、
破壊を図ります。
2,[成功したら]
密輸船で一旦ヨコハマを離れ、
順次攻撃を発動します。
[失敗したら]
僕は異能特務課に捕まり、恐らく
ムルソーに収監されます。それから......」
「ちょっ？！それ、作戦が失敗したら
詰んでないかい？！」
慌てたゴーゴリが口を挟む。
「いや、ムルソーの警備の厳しさを
逆手に取って、敵が手を出せない
隠れ家にするってことでは
ないでしょうか......？」
ずっと黙って考え込んでいたAが
云う。
「流石です、A。その通りです」
フョードルは満足げに微笑む。
「それ、どっちにしても詰んでるよ！
だってあのムルソーだよ！？」
ムルソーは、存在自体が国家機密で、
正確な場所は欧州上層部しか知らないという。
隠れ家にするとしても、どうやって外に
指示を出すのだろうか？
「A、頼んだ件はどうなりました？」
「ええ、つい先程終わりましたよ。
......ムルソーへの
全く......大変だったんですよ？」
「嘘でしょ......？若しかして
Aちゃんって凄い人......？」
いくら
国家機密の場所を見つけ、更に電潜を
仕掛けることは出来るのだろうか。
....否、出来ない。
凶悪な異能犯罪者の為の監獄だ。
そんな簡単に捜せるものなら、とっくに
全員脱獄しているだろう。少なくとも、
大変だったんですよ、で済ませられるような
警備ではない。
一体どれ程の技術がこの少女の頭の中に
詰まっているのだろうか。
そこまで想像し、ゴーゴリは久しぶりに
背筋が凍るのを感じていた。
ラッキー文スト登場人物
フョードル·ドストエフスキー
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病乃 - この作品読者を殺そうとしてますよね？違うとは言わせません← お話を読みながら「ううん？」となりながら読んでたんですけど三つのまとまりになっていて、しかも細かいところまで作り込まれているとは…本当に神作です…もうミオさんに弟子入りしたいです() (1月4日 17時) (
レス) @page50 id: 30fcc31024 (このIDを非表示/違反報告)
ミオ(プロフ) - riiaさん» お褒めの言葉、ありがとうございます！とても嬉しいです！ドス君推し増えてほしいですね〜！ (2022年8月23日 19時) (レス) id: 53eec8317a (このIDを非表示/違反報告)
riia - 好きです｡(ドスくん推しの私からしてみれば最高で仕方がないです！) (2022年8月15日 11時) (レス) @page46 id: 9a3ac744f2 (このIDを非表示/違反報告)
ミオ(プロフ) - 黒猫さん» うわわ……たくさんお褒めの言葉を頂けて嬉しいです！ありがとうございます！ (2022年5月19日 20時) (レス) id: c2e405e64a (このIDを非表示/違反報告)
黒猫 - えぇぇ...まって、神小説見つけたんだが。ドス君推しの私としてはもう昇天するくらい嬉しい。しかもちゃんと作り込まれてる。作者様天才じゃん。脳味噌わけt(((殴 (2022年5月18日 15時) (レス) @page50 id: 5343ec8b93 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ミオ | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/userid10262/
作成日時：2019年11月9日 18時
