ある物書きの後悔 ページ12
最近、何も書く気が起きない
いつものサイトを立ち上げ、編集機能をクリックして、先ほどルーズリーフに書き殴った
文章を打ち込む気が無いのだ
私の大好きな作品の二次創作
主人公と好きなキャラが出会うシーンで書くのをやめた
一次創作、オリジナル
主人公を旅に出そうかと思った瞬間タイプが止まる
三題噺、すらも気怠い
ギシリと、背もたれに身を預ける
最終更新されたのは一年前、面白い、更新頑張ってと言った読者も全て離れてる頃で
あとは緩やかに作品に埋もれながら、偶に発掘されてお気に入りに入れられる
その程度に落ちているのだろう
過去の栄光、初コメント、徐々に増える閲覧数、被お気に入り数
そんな物は、最早どうでもいい頃で
・・・・・・更新が止まった原因は何だったろうか
確か、続編まで行って、番外編をちょくちょく挟んだりしちゃったり
若干濃いめにキャラと絡んだりしちゃったりして、適当に本編を書き連ねて
思わぬ方向に展開が進んじゃったりして
何も、展開が思いつかなかった
この後の予定は主人公の正体を無事バラして、皆と幸せに過ごす未来を書いて
でも、そこまでの”過程”が思い浮かばなかったのだ
噛み合わない歯車、一段違いのボタン、入らない鍵
無理矢理展開を思いついても、どうにもそんな歪なイメージしか出てこなかった
そして私はひっそりと消えた。たくさんの読者を裏切って
その後も私は何事も無かったように新作を一本あげている
下手な絵のくせにお目汚しなイラスト集もあげている
下書き中と書かれた出だしだけ書いたネタもたくさん増やした
でも、続きを書くことは無かった
徐々にサイトを覗く回数も減り、拙いが面白そうなタイトルをクリックすることも無くなった
今は、後悔だけしかしていない
いっそ、このサイトで作品を投稿したりしたことすら悔やんでいる
あの時の真っ赤な情熱は、成長と共に置いてきてしまったのだろうか
今はただただ、何も無い普通の日常を送っている
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作者名:4696パーカー | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/102620014/
作成日時:2015年3月7日 8時