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十七連 ページ17

「・・・・・・」「・・・・・・」

無言で長谷部と薬研がにらみ合う。俺の姿勢もそろそろキツくなってきた

「柔軟に対応しろよ長谷部、一応新しいのが来るまで自由なんだから」

「・・・・・・」

「オロシテ・・・・・・オロシテ・・・・・・(小声)」

ドサリと、俺は雑に降ろされた。いてえ

「・・・・・・そうか、主命が、無いのか」

そう呟いて長谷部はどっか行った。長谷部闇深いな

「大丈夫か大将」

「・・・・・・大将って呼ぶのか」

「呼ぶぜ。ここの審神者じゃないが、兄弟達を手入れしてくれたのは事実だからな」

「・・・・・・そう」


「おおい審神者丸! どこだ! 噂の審神者丸は居ないのか!」

「薬研、俺を隠蔽してくれ」
「夜戦では俺一人ぐらいどうって事は無いがかくれんぼはなあ・・・・・・」

ちょっと失礼、と俺の脇に両腕を刺し近くの部屋に適当に運び込まれる
その後ぴしゃりと外から戸を閉められた

「むっ、薬研か。手入れをしてくれるという噂の審神者丸を見なかったか」

「さあ、俺は警戒ついでに本丸を回っていただけだからな」

「・・・・・・その時数珠丸のような怪しい影は見なかったか?」

「もしかしたら幽霊かもしれんな。おお、怖い怖い。兄弟が震え上がっちまうぜ」

「兄弟、か・・・・・・兄者を手入れして貰いたかったんだがな・・・・・・わかった
 
 ・・・・・・ところでその部屋に何かあるのか?」

「何でだ」

「そこから何かの気配を感じるし、君は守るようにしてその前に立っているからか
 そう見えるぞ」

やば、ばれたらまた手入れ乱舞か。もうこれ潔く出てきて手入れした方が早くないか?

「たまたまこの部屋から出てきた時にお前が喋りかけてきたんだよ」

「空き部屋なのにか?」

「言ったろ? 俺っちは見回りをしてたんだ」

「・・・・・・嘘だな、嘘をつくときは自分の事を俺っちという」

「・・・・・・」「やっぱり何か居るだろう、審神者丸か? 審神者丸を匿っているんだな?」

見つかりそうな気配を察知、ヤバいぞでもこの部屋に窓無いぞあるのは押し入れ・・・・・・
押し入れ?



「避けろ薬研! 兄者が重傷なんだ!」

「騙して悪いが仕事なんでな。ここで諦めてくれや」

「・・・・・・ッ、兄者だけでも手入れして貰ったら諦めるぞ」

「くふぁ・・・・・・今日も太陽が出て暖かいな」「欠伸をして誤魔化すな!」

「あっ」「隙あり!」

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uru(プロフ) - 成り代わりでここまで面白いのは見たことありません!!!ずずまるの魅力に気づけました!!ありがとうございます!!!ゆっちゃあなんですが更新頑張って下さい!!!応援してます!!! (2016年8月22日 4時) (レス) id: f276d6158a (このIDを非表示/違反報告)
白鶴@プリン系審神者 - 凄く面白いです!笑い過ぎて怒られちゃいましたww (2016年7月24日 19時) (レス) id: a7a89c602d (このIDを非表示/違反報告)
キョウヤ - 続き期待しています (2016年5月21日 12時) (レス) id: 3b742b943b (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:4696パーカー | 作者ホームページ:なし  
作成日時:2016年5月14日 18時

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